※Galaxy Nexus SC-04Dの順位に誤りがありましたので該当部分を修正しました。申し訳ありませんでした。
2011年11月28日~2011年12月4日までのケータイ売れ筋ランキングが発表されました。
発売から7週連続1位をキープしてきたiPhone 4Sがついにその座を奪われました。首位を制したのは先週金曜(12月2日)に発売されたドコモのAQUOS PHONE SH-01Dです。また、同じドコモのGALAXY S II LTE SC-03Dが先週に続き2位となっています。
順位 | 前回 | 推移 | 機種 | キャリア |
1 | – | 初 | AQUOS PHONE SH-01D | NTTドコモ |
2 | 2 | → | GALAXY S II LTE SC-03D | NTTドコモ |
3 | 1 | ↓ | iPhone 4S 16GB(SoftBank) | ソフトバンク |
4 | 3 | ↓ | iPhone 4S 32GB(SoftBank) | ソフトバンク |
5 | 圏外 | ↑ | iPhone 4S 64GB(SoftBank) | ソフトバンク |
6 | 4 | ↓ | GALAXY S II SC-02C | NTTドコモ |
7 | 5 | ↓ | ARROWS Kiss F-03D | NTTドコモ |
8 | 7 | ↓ | iPhone 4S 16GB(au) | KDDI(au) |
9 | – | ↑ | REGZA Phone T-01D | NTTドコモ |
10 | 6 | ↓ | iPhone 4S 32GB(au) | KDDI(au) |
この2機種は発売前から注目が高く、LTE対応機種ならSC-03D、非対応機種ならSH-01D、といった具合で、常に話題の中心にいました。今回はSH-01Dが発売直後で予約分が一気にはけたこともあり1位を獲得していますが、次週以降首位争いを繰り広げる可能性もあります。
SH-01DはXi非対応機種ながら、デュアルコアCPU搭載、ワンセグ/おサイフケータイ/赤外線通信/防水対応という、全部入りのハイスペックスマートフォンです。国内メーカー製端末は動作速度や安定性の面で懸念されることが多いですが、本機はうまく調整がされたのか機敏で滑らかに動き、ユーザーの反応を集めているようです。ディスプレイやフォントの美しさも必見です。
SC-03DはドコモのLTEサービス「Xi」に初めて対応したスマートフォンです。その話題性に加え、定評のあるGalaxy S IIがベースになっていることで動作パフォーマンスは疑いようがなく、手堅いXi端末として人気のようです。
SH-01Dの発売と同日にGalaxy Nexus SC-04Dも発売となっていますが、こちらはトップ80位以内に入っていないようです。見落としていましたすみません。初登場13位スタートとなっています。世界初のAndroid4.0搭載スマートフォンだっただけにもう少し上位に入るのではないかと予想していましたが、難しかったようです。「SPモードメールがつかえない」「テザリングがつかえない」「ガラケー機能がない」「サイズが大きい」というようなマイナス点が、一般消費者に大きな壁となってしまったのだと思います。しかしもともとが一般向けの端末ではありませんから、まあこんなものでしょう。
そして驚いたことに、REGZA Phone T-01Dが9位に浮上しています。発売後致命的な不具合が発覚し一時販売が停止されていましたが、不具合が修正されたために12月2日に販売が再開されました。端末としては少し不安が残るものの「REGZA」というネームバリューもあり、販売側としては案外”数を稼げる優良機種”という位置づけをしているようです。
2011年夏モデルスマートフォンの中では唯一Galaxy S II SC-02Cが10位圏内に留まっています。高速・安定動作で根強い人気があり、また月々サポートも増額されたため購入しやすくなっています。
iPhone 4Sは、新機種が登場した分だけ順位を下げたという印象です。先日突如あらわれた”ドコモ新型iPhone報道”のせいで、若干でも買い控えが起こった可能性も否めません。
しかしどういう理由であれ、iPhone独占状態が緩和されたことでランキングが面白くなってきたのは確かです。今週はAndroid機種が1位2位を獲得しましたが順位をキープできるという保証はなく、直ぐに逆転される可能性も十分にあります。
情報元:BCN