ドコモは12月1日、同社の提供するキャリアメールクライアントアプリ「spモードメール」において、強制終了されてしまうなどの不具合が発生する場合があることを明らかにしました。
対象は、spモードメールアプリのバージョンを5200にアップデートした一部のユーザーで、不具合の内容は以下のとおりとなっています。なお、自身の端末にインストールされているspモードメールアプリのバージョンは、「設定」→「アプリケーション」→「アプリケーション管理」のspモードメールの項を選択することで確認することができます。
発生事象
(1)メールアプリを起動した時に画面が黒くなる
下記のバージョンから5200にバージョアップし、アプリを起動した際に、メールデータの変換処理のため画面が黒くなります。数秒から10分程度お待ちいただくとご利用できるようになります。
・Ver.4700(2011年7月28日リリース)⇒Ver.5200
・Ver.4800(2011年7月29日リリース)⇒Ver.5200
上記以外の場合にも画面が黒くなる可能性があります。
なお、メールデータの変換処理中に、電池パックを取り外す等により強制的に電源を落とした場合、アプリのアンインストールが必要になる場合があります。この場合、メールデータは失われますので、ご注意ください。
(2)メール作成・返信時に強制終了する
「新規メール」、「返信メール」ボタンを押下すると、強制終了画面が表示される場合があります。
(3)メール作成画面の電話帳ボタン押下時に、強制終了する
メール作成画面にて宛先箇所の「電話帳ボタン」を押下すると、 強制終了画面が表示される場合があります。
(4)メール一覧画面にて電話帳に登録してある名前が表示されない
メール受信時に、受信BOXのメール一覧画面で電話帳に登録された名前が表示されず、メールアドレスが表示される場合があります。
(5)メール受信時刻が24時間表記となる
メール受信時刻が0:00ではなく24:00と表示されます。
この状況に対しドコモは、アプリの改修版を12月中旬に配信する予定です。ただし、ドコモ側も現時点ですべての事象における原因は特定できておらず、この改修版へアップデートしても、利用状況によっては問題が解消されない場合もあるという注釈が付けられています。
改修版の具体的な配信時期は後日公式サイト上で案内するということなので、それまでにはすべての事象の原因が特定され、改修版へアップデートすることによる具体的な改善内容も明らかにされると思われます。
情報元:NTTドコモ