高速通信WiMAXを提供するUQコミュニケーションズは11月14日、WiMAXの上り最大速度を、12月中に15.4Mbpsへ高速化することを発表しました。
これまでは最大10Mbpsであったため、約1.5倍の高速化がはかられます。上り速度が高速化することにより、ファイルをアップロードする際に、より短い時間で完了させることができます。特に動画や写真などの比較的大容量なファイルをアップロードする際、この違いを大きく体感することができると思われます。具体的な例として、12.5MBのファイルを送信した際、従来の10Mbpsでは10秒を要したところ、高速化された15.4Mbpsでは6.6秒しかかからないという説明がされています。
技術的には、データを電波に乗せる“変調”で、新たに「64QAM」という方式を導入することで高速化を実現しています。電波環境に合わせて通信の安定化と速度を考慮したリソース配分を行い、最高のパフォーマンスを発揮できる変調方式が自動的に適用されます。追加された64QAMは、電波状況が良好な際に利用することができます。
今回の速度向上に対応するWiMAX機器は現時点で未定ですが、後日、対応機種一覧をUQホームページにて案内するとしています。
情報元:UQコミュニケーションズ