米グーグルは現地時間9月19日、5月に発表された決済サービス「Google Wallet(グーグル・ウォレット)」を正式に提供開始したことを発表しました。米キャリアのスプリントが販売するスマートフォン「Nexus S」で利用することができます。
Google Walletはグーグル版の「おサイフケータイ」で、スマートフォンなどに内蔵されたICチップ(NFC)を用いて電子決済を行うものです。専用アプリにクレジットカードを登録しておくことで、取り扱いショップのカードリーダーに端末をかざすだけで支払いができます。
サービス開始時点で利用可能なクレジットカードはMasterCardのみですが、今後のバージョンで米Visa、米American Express、米Discoverといった他の主要なクレジットカードもサポートされます。グーグルではMaster Cardを持っていないユーザーのために「Google Prepaid Card」も用意しています。これは他のクレジットカードにてGoogle Walletにお金を一旦チャージしておき、チャージした分だけ支払いが行えるというものです。プリペイド式ですね。
NFCというと日本には馴染みのないもののような気がしてしまいますが、ドコモなど日本のキャリア3社はFeliCaとNFCに両対応した端末を来年発売することを明らかにしています。Google Walletが日本で使えうようになる日もそう遠くないのかもしれません。