本日21日、ドコモが夏モデル全20機種にSIMロックを解除できる機能を導入する方針であることを新聞各紙が報じました。SIMロックフリー対応の端末を発売するのは、国内3キャリアのうちドコモが始めてです。
SIMロックとは購入した携帯端末を、購入元のキャリア以外で使えないようにする制限ですが、SIMロックが解除できるようになれば購入元以外のキャリアでもその端末を使えるようになります。ドコモで買った携帯を、例えばソフトバンクのサービス(電波や料金体系)で使うことが出来る、ということです。
日本の携帯電話は端末とサービスを結びつけながらさまざまな機能を搭載してきたという経緯があるため、端末のSIMロックが解除されてもiモードやEZウェブなどのサービスが使えなくなるという理由で、日本ではなかなかSIMロックフリー化が進んできませんでした。
しかしキャリアメールなどキャリア固有のサービスに依存しないAndroidやiPhoneといったスマートフォンが本格普及してきたことによって、端末とサービスを別々に切り離しても、大きな問題にならないケースも増えてきました。
今回のドコモのSIMロックフリー化にはそういった背景があるようです。
NTTドコモは今月24日にも新機種発表会を控えており、ここでさらに詳しい部分まで発表されることになりそうです。