アメリカのWIMM labsというメーカーが超小型のAndroid搭載デバイスをリリースする予定です。日本でも発売されているソニー・エリクソンの「LiveView」や、以前紹介したBlueSky社の「i’m Watch」に類似するものです。
価格や発売時期はまだ未定のようです。
冒頭の画像のように少し厚みのある四角い形状をしたこのデバイスにはAndroidが組み込まれていて、これ単体で動作します。専用のアプリがインストールされていて、世界時計、カレンダー、アラーム、RSSリーダー、SMSなどさまざまなコンテンツを扱うことができます。アプリはサードパーティーが開発することもでき、拡張性にも優れています。また、これ自体にGPS、デジタルコンパス、加速度センサーなどの各種センサーが備わっていて、これらを活かした様々な種類のアプリが開発されることが期待されます。
スピーカーやバイブ機能も搭載されていて、Bluetoothでスマートフォンと接続すれば、スマートフォン側の電話やメールの着信を知らせることもできます。Wi-Fiにも対応しています。
ディスプレイは正方形の1.4インチTFT液晶で、解像度は160×160ドット。マルチタッチ対応の静電容量式となっています。画面上から下に向かって2本指でスワイプすることで、直射日光でも見やすい反射モードに移行します。この状態では時計が表示されますが、消費電力を抑える働きもあるとのことです。また、横にスワイプすることでインストールされているアプリが次々と表示されます。
端末サイズは32×36×12.5mm、重さは22gとなっています。
CPUはサムスン製のARM11チップ(667MHz)が採用されています。最大32GBまでのmicroSDカードスロットが備わっています。
面白いのは、このデバイスが専用のアクセサリーによって形や用途を変化させることです。腕時計のバンドのほか、ネックホルダーや自転車への車載器なども用意されています。しかもWIMM自体が防水仕様なので、場所を気にせず幅広いシーンで利用できそうです。
公式サイト:WIMM Labs