QSD8250やMSM8255など各ラインアップの比較が容易ではなかったQualcommのSnapdragonシリーズですが、新しいブランディングが採用されてS1やS2などと呼ばれるようになるようです。
上図のようにS1(System1)~S4までにクラス分けされ、数字が大きい方がより先進的で速いプロセッサとなります。
「S1」は製造プロセスルール65nm、1GHzシングルコアCPU、Adreno200、HSPAまで対応のプロセッサということなので、Xperia SO-01BやLYNX 3D SH-03C、REGZA Phone IS04などの1世代前の端末に採用されていた「QSD8250」「QSD8650」がこれにあたるのだと思われます。
「S2」は45nm、最大1.4GHz CPU、GPUはAdreno205、HSPA+といった構成なので2011年夏モデルの各機で採用されたMSM8255やMSM8655、MSM8655Tなどがこれに該当します。
「S3」は45nm、デュアルコア1.5GHz CPU、GPUはAdreno220、HSPA+、1440×900、1080p FullHDという構成ですから、HTC SensationやHTC EVO 3Dなどに搭載されている「MSM8260」「MSM8660」がこれに該当すると思われます。
最後に「S4」はQualcommの次世代Snapdragonで、製造プロセスルールは28nm、CPU周波数は最大で2.5GHz、CPUコア数はシングル/デュアル/クアッド、GPUは次世代Adreno(305、225、320)、3G/LTEマルチモードに対応ということで、「MSM8930」「MSM8930」「APQ8064」がこれに該当します。
このように数字が大きい方が”良いもの”だということがすぐにわかるので、スペック表などで記載されていてもわかりやすいと思います。
情報元:Engadget