7月15日、グーグルはタブレット向けバージョンHoneycombの最新バージョンとなる「Android3.2」をリリースしました。
Android3.2では、幅広いディスプレイサイズへの最適化、新しいズームモードの追加、SDカードからのメディア同期、スクリーンサポートAPIの拡張などが新たに追加されました。
最も影響の大きい事柄は複数のディスプレイサイズへ最適化されたことでしょうか。これによってHoneycombバージョンを搭載した7インチクラスのタブレットが多く製品化されることになりそうです。また、現Honeycombタブレットユーザーにとっては、新しいズームモードの追加はユーザーエクスペリエンス向上につながる良い機能改善になると思われます。
今回のバージョンアップは比較的小規模です。一説にはHoneycombバージョンはこのAndroid3.2が最後となり、以降は次期バージョンであるIce Cream Sandwichへと引き継がれると言われています。Ice Cream Sandwich(Android4.0)はスマートフォン向けバージョンの2.x系とタブレット向けバージョンの3.x系が統合されたもので、ディスプレイサイズに関係なくすべてのデバイスで共通して使えるものとなります。