ITmedia主催のMOTOROLA XOOMブロガーイベントに招待して頂いたため、参加してきました。
ご存じの方も多いでしょうが、XOOMはKDDIから今年4月に発売されたモトローラ社製のAndroid搭載タブレットです。タブレット向けに最適化されたAndroid3.1(発売当初3.0)が搭載されています。
XOOMって売れてるの?
私が一番気になっていたのはこの点です。XOOMに限らずアンドロイドタブレットは売れているのか。注目されているのか。という疑問です。失礼を承知で質問してみると、「台数は開示できませんが、当初の想定を超えて売れている」という答えが返ってきました。売れているという言葉を聞いた瞬間、なぜか物欲が湧いてきました。ミーハーなんですね基本的に。
タブレットの使われ方は人それぞれ
多くの日本人にとってスマートフォンというのはケータイ電話の延長線上のデバイスとして捉えられていると思いますので、仮にスマートフォンの醍醐味を知らなかったとしても、極端な話電話とメールがとりあえず出来るだけで満足されることもあると思います。しかしタブレットは我々にとっては初めての体験であり、果たしてこのデバイスによって何がもたらされるのかと疑問を抱く方も多いのではないかと思います。私もまさにその一人です。
で、そんな疑問を抱きつつ今回のイベントに参加した訳ですが、モトローラさんの「みなさんは普段どのようにタブレットを活用していますか?」という我々に対する質問によって、いくつかのヒントを得ることが出来ました。参加したほかのブロガーさんが答えた回答は以下のようなものです。
- 親がパソコンの代わりに使っている
- 寝る前などパソコンを起動するのが面倒な時に使っている
- 電子ブックを閲覧する
- 友人や親戚などの間で複数人数でひとつのコンテンツを楽しむ時に使っている
上の二つはパソコンの代わりとして利用しているケースです。パソコンを使ったことのない幼い子供や高齢の方などはキーボードとマウスを使うよりも、実際の指で直感的に操作するタブレットのほうが取っ付きやすいようです。よく「うちの子はタブレットが好きで~~」なんて話をテレビで聞いたりしますが、子どもにとっては良いおもちゃになったりするんですね。子供向けのアプリも相当数あったりします。
起動に時間がかからないというのはパソコンとの大きな違いです。やりたいことが即座に実行出来るという環境を与えてくれます。しかしこの際にスマートフォンのように画面が小さくては本当の満足を得ることはできません。パソコンと遜色の無い形で実現できるのがタブレットの魅力のようです。
下の二つはタブレットというデバイスのオリジナルとも言える活用スタイルだと思います。電子ブックサービスを使って有料で本を読むのも良いですし、自分でスキャナで取り込んだデータを移してタブレットで読む、いわゆるい「自炊」と呼ばれる方法でも良いですね。パソコンだとキーボードがあったり充電のためにACアダプタとつながっていたりして、どうしても寝転がって読むなどの自由度の高い使い方ができません。
それとタブレットは俗に「まな板」と呼ばれることもあるようですが、机の上にフラットに置くことが出来るというのも特徴の1つです。まるでアルバムをみんなで見るかのように、ひとつのタブレットで共通したコンテンツを覗き込むように楽しむことができます。
活用方法はもちろんこれだけではありません。モトローラさんの調査でも、ありとあらゆる使われ方がされていることや、ユーザーの属性も千差万別であることが分かっているそうです。タブレットには一定の使われ方が存在するわけでなく、ユーザーひとりひとりが自分に適した使い方を見出していくものであり、むしろそこに面白味が隠されているのかもしれないということを思いました。
他とは違うXOOMの魅力
最近のAndroid搭載タブレットではAndroid3.x採用、NVIDIA Tegra2 1GHzデュアルコアCPU、1GBのRAMという構成はもはや一般的です。もちろん高性能でパワフルな処理をすることには違いありませんが、しかしXOOMだけの強みということではありません。ではその他の魅力はどこにあるのでしょうか。
今回のプレゼンでは以下の5つが挙げられました。
- ボタンのないシームレスな外観
- 10.1インチHDワイドスクリーン・ディスプレイ
- 外部メモリーのサポート
- 急速充電
- 豊富なアクセサリー
XOOMにはボタンが3つしかなくて非常にすっきりとした外観をしています。1つは背面にある電源ボタン、あとの2つは側面にあるボリュームボタンのUp、Downです。電源ボタンが背面にあると両手で持つときには背面にあったほうが押しやすいのだとか。ホームや戻るなどの操作キーは全てソフトウェアキーとしてディスプレイ上に存在します。
大型のディスプレイも魅力です。最近のアンドロイドタブレットは7インチ、8.9インチ、10インチというサイズで区分けされることが多いですが、その中で最も大きい10.1インチが採用されています。こうしたのは、米国でのアンケートによりタブレットに最も適したサイズが10.1インチであることが分かったからだということです。たしかに10.1インチが現在のタブレットの中では最も一般的なサイズだと言われています。
また、解像度がWXGA(1280×800)で、アスペクト比がHDと近似の16:10であるため、映像の一部をカットすること無く画面いっぱいに映し出すことが出来るそうです。動画を再生してみると流石に迫力があります。
外部メモリーとしてmicroSDHCがサポートされています。内部ストレージはもともと大容量の32GBですが、これにさらに上乗せすることが出来るわけです。それと、意外と知られていないのが急速充電機能です。一般的な製品の約半分の時間で満充電可能とのことです。
最後に、豊富なアクセサリーがあります。モトローラ純正アクセサリーなので品質は非常に高く、特にBluetoothキーボードは薄くて軽くて自慢のアクセサリーのようです。その他、ドック、スピーカードック、ジェルケース、スタンドケースなどがあります。これらのアクセサリーによって、よりパソコンに近い環境をつくることもできます。
イベントを終えての感想
モトローラのご担当者様がこんなことを仰っていました。
「我々はスマートフォンもタブレットのひとつだと考えている。何がしたいかによって持つべきデバイスのディスプレイサイズが変わってくるのではないか。」
”10インチだから良い”、”7インチだからダメ”、”スマートフォンの方が良い”など、こういう考え方ではなくて、自分がタブレットやスマートフォンに何を求めるかによって適切なサイズは決まります。しかしその概念の中でも、MOTOROLA XOOMというデバイスはタブレットとして最も標準的とされる10.1インチのディスプレイを持ち、その上豊富なアクセサリーによってリビング、寝室、室外、遊び、趣味、遊びなどすべてのシーンにマッチさせることができる、トータル的に非常にバランスの取れたタブレットだと言えます。
XOOMはAndroid3.0を世界で初めて搭載して発売された製品です。位置づけとしてはスマートフォンでのNexusシリーズと同じGoogleのリファレンス機のようなものです。アンドロイドタブレットの真髄を知りたければ、これはXOOMを使ってみるほかないな、と感じました。
おまけ
ノベルティーとして約2GBのUSBメモリーをいただいてしまいました。モトローラのロゴも入って格好いいです!
それと、なんとXOOMを2週間無料で貸してくださるということでしたので、遠慮無くお借りしてきました。ひととおり使ってみたのち、改めてレビューとしてまとめる予定です。
この度はこのような素晴らしいイベントにご招待いただき誠にありがとうございました。(次回も是非お声がけくださいm(_ _)m)
今回のイベント会場は東京・銀座にある「R25 cafe」という場所でした。ここでは7月6日までXOOMのタッチ&トライイベントを開催していますので、近くを通りかかった方は是非立ち寄ってみてください。コンセント、無線LANもあります。