まとめ

Google / Appleの2019年ベストアプリ・ベストゲーム メルカリやSpectreカメラ、ドラクエウォークなど受賞

GoogleとAppleがそれぞれ今年のベストアプリ・ベストゲームを発表していますね。発表されてからかなり日が経ってしまっていますが、年明け前のこのタイミングで改めてチェックしてみたいと思います。

Googleのベストアプリ・ベストゲーム

・ベストアプリ ・・・ メルカリ(無料)

Googleが選んだ今年2019年のベストアプリはフリマアプリの「メルカリ」(Android / iOS)でした。

メルカリアプリのリリースは2013年と古く、人気も知名度も非常に高いのは周知のことですが、調べてみると意外にもベストアプリとして表彰されたことはこれまで一度もありませんでした。

メルカリは今年2月にスマホ決済サービス「メルペイ」を開始していて、このメルペイを通じたサービス向上が今回ベストアプリを受賞した主な理由になったということです。

メルペイはメルカリで売って得た売上金をコンビニなどの実店舗でも支払いに使えるのが最大の特徴。不要になったものをスマホで売って、売上金を換金することなくそのまま実店舗での支払いに使えるというのは、これまでになかった新しい体験のように思います。

その後オフラインだけでなくECサイトでの支払いにも使えるようになりましたし、残高が無くても買い物ができる「メルペイサービス払い」(旧称:メルペイあと払い)なるものも追加され、利便性がさらに高まりました。10月には利用者数が500万人を突破しています。

・ベストゲーム ・・・ ドラゴンクエストウォーク(無料)

ベストゲームは9月にリリースされた「ドラゴンクエストウォーク」(Android / iOS)でした。

ポケモンGOと同じ位置情報を利用したゲームとなっていて、現実の地図を舞台にプレイヤーが歩き回り、モンスターを倒したりクエストをクリアしたりして冒険を進めていきます。

国民的RPGであるドラクエの位置情報ゲームということで、期待を裏切らず大ヒットを遂げました。Googleのベストアプリだけでなく、ヤフー検索大賞のゲーム部門賞も 受賞しています。

Appleのベストアプリ・ベストゲーム

・ベストiPhoneアプリ ・・・ Spectreカメラ(370円)

Appleは「Spectreカメラ」(iOS)を今年のベストiPhoneアプリに選びました。

AIを使って長時間露光撮影をするカメラアプリです。長時間露光というと水の流れをとらえた川や滝、車のテールライトが美しい夜景の写真などを思い浮かべますが、Spectreカメラはそれだけでなく、混雑した観光地の写真を、まるで人が消えたかのように撮影できます。しかもブレをAIで強力に補正してくれるので手持ち撮影でOKです。

実際に使ってみるとUIが非常にシンプルで驚かされます。ベストアプリに選ばれるのも納得です。今のところAndroid版のリリース予定は無いようです。

・ベストiPhoneゲーム ・・・ Sky 星を紡ぐ子どもたち(無料)

ベストiPhoneゲームには「Sky 星を紡ぐ子どもたち」(Android / iOS)が選ばれました。

幻想的なグラフィックと音楽で表現された美しい世界を自由に飛び回ってステージを次々とクリアしていく3Dアクション・アドベンチャーゲームです。控えめに言ってエモいです。無料ゲームとは思えません。他のプレイヤーとの協力プレイなど、やりこみ要素もあります。Android版、iOS版ともに評価はとても良いです。

ベストApple Arcadeゲーム

Appleが今年スタートさせたゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade(アップルアーケード)」。そのApple Arcadeで配信されているゲームの中からベストゲームとして「Sayonara Wild Hearts」(iOS)が選ばれました。このゲームはPlayStation 4版、Nintendo Switch版もあるんですね。

ところでApple Arcadeの国内での人気はどうなのでしょうか。僕は2ヶ月ほど試して解約してしまったのですが、その後、新しいタイトルがいくつか追加されたりしていて、また少しずつ興味が湧いてきています。

その他の受賞作

Googleは部門別のベストアプリ・ベストコンテンツを紹介しています。

<アプリ>
エンターテイメント部門 大賞 ・・・ Mirrativ
自己改善部門 大賞 ・・・ FOLIO
生活お役立ち部門 大賞 ・・・ PayPay
隠れた名作部門 大賞 ・・・ エクボクローク
ユーザー投票部門 最優秀賞 ・・・ PayPay

<ゲーム>
エキサイティング部門 大賞 ・・・ Call of Duty®: Mobile
クリエイティブ部門 大賞 ・・・ マリオカート ツアー
インディー部門 大賞 ・・・ アーチャー伝説
キュート&カジュアル部門 大賞 ・・・ ドクターマリオ ワールド 
ユーザー投票部門 最優秀賞 ・・・ Call of Duty®: Mobile

<マンガ>
ユーザー投票部門 最優秀賞 ・・・ 鬼滅の刃

<映画>
ユーザー投票部門 最優秀賞 ・・・ アベンジャーズ/エンドゲーム  ( 吹替版 ) 

大賞・最優秀賞以外の受賞作品は下記ページでチェックできます。

ベスト オブ 2019 – Google Play の Android アプリ

Appleは今年最もダウンロードされたアプリ と 最もダウンロードされたゲームを公開しています。このほか、2019年トップソング100:日本や、映画の2019年トップセラーもあります。

年末年始、何をしようか迷ったら参考にしてみてください(映画は今、スター・ウォーズシリーズが安くなってます。Apple Musicには今年の紅白歌合戦に出場するアーティストの楽曲がまとめられたプレイリストが用意されていて、おすすめです)。

終わりに

今年はキャッシュレス還元が開始されたこともあってPayPayを代表とするスマホ決済アプリ・サービスが非常に注目されましたね。「出ない日は無い」というくらい、毎日ひっきりなしに関連ニュースが飛び交いました。また、Spectreカメラに限らず、既存のアプリでもAIを組み込んで機能を向上させたものがとても多かったように思います。

ゲームではドラクエウォーク、マリオカートツアー、ドクターマリオワールド、ポケモンマスターズなど、IP(知的財産)を使った大作が数多く登場しました。僕はマリオカードツアーに一時かなりハマりました。開発にお金がかかっているだけあってクオリティは一定以上ですし、ユーザー数が多くて盛り上がりも感じます。スマホゲームは「みんなでやってる感」があると楽しいんですよね。

大作といえばMinecraft Earthもありましたね。ちょこっとだけプレイしました。人気FPSのCall of Duty Mobileも、今年遅いタイミングでリリースされたわりには2019年のトップ10入りを果たしており、かなりの勢いを感じます。このレベルのFPSがスマホやタブレットでやれちゃうんですからすごい時代になりました。というか若い子たちはPCでゲームなんてもうしないわけで、これからはFPSもモバイルが主軸になっていくのでしょうね。

来年はいよいよ国内で5Gサービスが始まります。XR技術や周辺機器を使った斬新なアプリ、ゲーム、サービスが間違いなく登場します。業界の流れが早くニュースを追うのも難しくなってきた今日この頃ですが、なんとか食らいついていきたいです。