KDDIの今年の秋・冬モデルとして登場する可能性のあるHTC Kingdomという機種について調べてみました。結構前から特に海外では話題になっていたようですが、どうせ海外でのみ発売されるモデルだろと思いこれまで取り上げてきませんでした。
なお、なぜHTC KingdomがKDDIから発売される可能性があるのかということについては次の記事をご覧ください。
HTC、KDDI(au)向けのWiMAX対応スマートフォンを投入予定
さて、このHTC Kingdomという端末は、実はまだ正式に発表されていない未発表の端末です。Kingdomという名称も開発コードネームであり、恐らく別の名称が与えられるだろうと言われています。しかしリークされた画像やスペック情報、そしてFCCという米国の認証機関を通過した際の情報などにより、どのような端末であるか現時点である程度明らかになってきています。
それらをまとめてみると次のようになります。
- OS:Android2.3.4
- CPU:1.2GHzシングルコア(Qualcomm MSM7630)
- RAM:768MB
- ディスプレイ:4インチ qHD(540×960)
- メインカメラ:500万画素
- サブカメラ:130万画素
- 動画撮影:720p HD
- 通信方式:CDMA2000/WiMAX
- 無線LAN:IEEE 802.11 b/g/n
- Bluetooth:3.0
- 外部端子:microUSB、3.5ミリオーディオジャック
- その他:FMラジオ、GPS、HTC Sense3.0
昨日は記事の中でデュアルコアCPUを搭載しているなどと誤った記述をしてしまいましたが、コメントでもご指摘いただき調べ直したところ1.2GHzシングルコアCPUのQualcomm MSM7630というチップを搭載していることが分かりました。RAMは768MBとなっていて、日本の今夏モデルの標準的なスペック(1GHzシングルコアCPU&512MBのRAM)よりも一回り高性能であるようです。
ディスプレイサイズは最近では逆に小さめと感じる4.0インチ。しかし解像度はqHDとなっており高精細なディスプレイであることが分かります。端末サイズは明らかになっていませんが、ディスプレイサイズと全体的なスペックからして同社製ハイエンド機よりも若干小柄になるのかもしれません。そしてリークされた画像を見ると、前面の操作キーはタッチ式であることが分かります。
ということで、HTC Kingdomは高速通信WiMAXに対応し、スペック的にはミドルレンジ、ややコンパクトなボディーをした端末だということになります。
仮に本当にこの機種がKDDIから秋に発売されるのであれば、EVO WiMAXから一回り成長した汎用性の高いWiMAX対応スマートフォンとして一定の人気が得られると思われます。
ただし、この他にハイスペックなWiMAX対応端末が同じタイミングで出なければの話です。
情報元:phonearena.com