2019年10月15日に発表されたUQ mobileの2019秋冬スマートフォンについて、ラインアップや発売日、価格、特徴などの情報をまとめました。
ラインアップ・発売日・価格
下記の4機種が発表されました。10月25日のXperia 8の発売を皮切りに、順次、UQオンラインショップやUQスポット、UQ mobile取扱店で販売が開始されます。
機種名 | 発売日 | 価格 | ||
---|---|---|---|---|
新規 | MNP | 機種変更 | ||
Xperia 8 | 10月25日 | 35,640円 | 35,640円 | 43,560円 |
OPPO A5 2020 | 11月1日 | 19,800円 | 19,800円 | 19,800円 |
AQUOS sense3 | 11月8日 | 23,760円 | 23,760円 | 23,760円 |
Galaxy A20 | 11月15日 | 11,880円 | 11,880円 | 11,880円 |
各機種の特徴
Xperia 8(ソニーモバイル)
最新Xperiaの特徴である21:9の超縦長ディスプレイを採用しつつ、その他のパーツのグレードを下げることで価格を抑え、買いやすくしたモデルがXperia 8です。
21:9比率のディスプレイは個性的です。映画館のスクリーンの比率とほぼ同じなので映画視聴が楽しくなるだけでなく、対応ゲームでは通常よりもフィールドを広く表示てきて有利に。また、2つのアプリを並べて表示して使ったり、SNSのタイムラインを一画面にたくさん表示できたりと、その他の多くのシーンでも恩恵が受けられます。
カメラは標準+望遠のデュアルカメラとなっていて、ワンタップで瞬時に2倍の望遠撮影ができるので、少し遠くの被写体を画質を落とさずに撮影したいときに便利です。
本体は横幅が70mm未満で握りやすい一方、縦は158mmと少し長めな点に注意です。外観はソニーらしい洗練されたデザインで、上位グレードの機種にもそれほど劣らない印象です。
モバイル通信の下り速度が最大479Mbpsと、他の機種よりも値が高くなっているところはひとつのアドバンテージです。より高速で安定した通信が期待できます。
この他のスペックはミドルクラスのスマートフォンとしては標準的です。6インチFHD+液晶、Snapdragon 630プロセッサ、4GBメモリー、64GB内蔵ストレージ、Android 9などを搭載。microSDカード、おサイフケータイ、防水・防塵にもしっかり対応し、普段使いで全く困らない内容になっています。
欠点はスペックに対して価格が高めなところでしょう。単純にスペックだけで比較すれば、同じ内容でもっと安い機種はたくさんあります。ブランド、デザイン、超縦長ディスプレイ、高速通信・・・、この辺りに魅力を感じるかどうかが選択時のポイントとなります。
A5 2020(OPPO)
コストパフォーマンスに優れた中国OPPO製のスマートフォンです。同じ価格帯の他の機種よりグレードの高いプロセッサや高機能なカメラを搭載し、バッテリー容量もスマートフォン最大クラスで非常にパワフルです。
カメラは標準+広角+モノクロ+ポートレートの4眼構成となっていて実にユニークです。広角カメラでは視野角約120度のレンズで背景を広く収めた写真が撮れます。モノクロとポートレートカメラは、人物撮影時に自然なボケ味を出したり、美しいモノクロ写真を撮るのに使われます。
ディスプレイは6.5インチ液晶で、ブルーライトカット機能が付いています。大型ディスプレイに加えてステレオスピーカーを搭載し、ドルビーアトモスにも対応していて、エンタメ性能は高いです。FMラジオにも対応しています。
プロセッサはSnapdragon 665を採用。他のミドルクラスの機種で使われているSnapdragon 630や636より特にグラフィック性能が高く、同じアプリやゲームでもかなりの余裕を感じるはず。ゲーム時の動作を一時的に向上させる機能も内蔵しています。メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GB、microSDカードに対応します。
バッテリー容量は余裕の5,000mAhで、充電環境のない場所でも安心してゲームや動画視聴ができます。しかもOTGケーブルを使って他の機器へ給電できる「リバースチャージ機能」にも対応しています。
この機種もモバイル通信の最大下り速度の値が400Mbpsと他機種に比べて優れています。また、SIMカードが2枚挿せるデュアルSIM仕様で、しかもSIMカードスロット×2+microSDカードスロットの「トリプルスロット仕様」になっているため、microSDカードを挿したままでもデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)が出来ます。
こんなコスパ最強クラスのA5 2020ですが弱点もあります。おサイフケータイと防水機能に対応していない点、ディスプレイの解像度がHD+(1600×720ピクセル)と低めな点、本体が重い点です。また、OSがAndroid 9ベースのカスタムOSとなっていてUIが独特であること、そして過去の実績から言ってOSのバージョンアップが提供される可能性が低いことも知っておくべきです。
AQUOS sense3(シャープ)
AQUOS senseシリーズはミドルクラスのスマートフォンとしてスペック、デザイン、価格、すべての要素がちょうどよくまとめられていて、安心して使えるのが魅力です。ここ数年はドコモ、au、ソフトバンクはもちろん、他のMVNOでも多く採用され、実績も豊富です。
プロセッサはSnapdragon 630、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GB。重量級のゲームや負荷の大きい動画編集などのアプリは得意ではないものの、その他のあらゆるシーンで快適に動作するだけの性能を持ち、しかも4,000mAhの大容量バッテリーで電池持ちは最高クラス。おサイフケータイや防水・防塵など機能は一通り対応しています。
カメラは流行りの標準+広角のデュアルカメラを装備し、広角カメラ側に切り替えれば背景を広く収めた写真や動画が撮影できます。
本体の大きさや重さ、形状に関しては当たり障りのないデザインで、誰でも違和感なく使えると思います。ただ、本体のカラーバリエーションに黒系のカラーが用意されていないので、人によっては選ぶのに難儀するかもしれません。
Galaxy A20(サムスン電子)
AQUOS sense3よりさらに低価格を重視したスマートフォンです。
ディスプレイは5.8インチ液晶。本体は薄型軽量。上部に水滴型の切り欠きがある画面占有率の高いディスプレイによって、低価格モデルらしくない今風の見た目にまとめられています。
プロセッサはサムスン製のExynos 7884Bで、これはXperia AceやAQUOS sense3に搭載されているSnapdragon 630と同程度の性能のプロセッサとなります。メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GBと少なめ。カメラはシングルカメラです。ほか、おサイフケータイ、防水・防塵に対応。指紋センサーを搭載していない点に注意です。
従来ケータイからスマートフォンに初めて乗り換えるシニア層もターゲットにしています。文字やアイコンを大きくして見やすくする「かんたんモード」や、ストラップを付けられるストラップホールを備えています。また、状況に応じてインターネットラジオとFMラジオを切り替えて聴けるハイブリットラジオ「ラジスマ」や、健康管理アプリを搭載しています。