まとめ

ドコモ 2019-2020年冬春 最新スマートフォンのラインアップ/発売日/価格/特徴

2019年10月11日に発表されたドコモの2019-2020年冬春 最新スマートフォンについて、ラインアップや発売日、価格、特徴などの情報を易しくまとめました。

ラインアップと発売日と価格

スマートフォンは下記の5機種が発表されました。Galaxy Note10+の発売を皮切りに順次、全国のドコモショップ、ドコモ取扱店、ドコモオンラインショップで販売が開始されます。すでに10月11日の正午より、全機種の予約受付が開始されています。

機種名 発売日 価格
Galaxy Note10+ 10月18日 121,176円
Xperia 5 11月1日 87,912円
Galaxy A20 11月1日 21,384円
AQUOS sense3 11月1日 31,680円
Galaxy Note10+ Star Wars Special Edition 12月13日 171,864円
AQUOS zero2 2020年1月30日 87,912円

各機種の特徴を一言で

ハイスペックモデル

お手頃モデル

特徴を詳しく知る

Galaxy Note10+(サムスン電子)

ワンクリックで本体から出し入れできる専用のペンを使って素早く画面にメモを書き込んだり、イラストを描いてアートを創作したりできるのが特徴のGalaxy Note10+。ペンはリモコンとしても使え、離れたところから動画や音楽の再生をコントロールしたり、カメラのシャッターを切ったりできます。

スペックは非常に高く、メインメモリーが12GB、内蔵ストレージが256GBあり、最大1TBまでのmicroSDカードにも対応しているため、写真や動画を大量に撮り溜めたり編集したり、高負荷なアプリやゲームをぐりぐり動かしても何のその。スマートフォン最大クラスの6.8インチディスプレイは解像度、画素密度、応答速度も高く、エンタメ試聴やゲームに最適です。

カメラは望遠、広角、超広角のトリプルカメラに深度測位用のカメラまで搭載し、ボケ具合をリアルタイムに確認しながら撮影したり、AR機能を使って被写体の寸法をリアルタイムに計測することなどができるようになっています。

機能は、おサイフケータイ、NFC、ハイレゾ再生、ワイヤレス充電、防水・防塵に対応しています。リバースチャージ(Galaxy Note10+から他のワイヤレス充電機器をワイヤレス充電できる機能)にも対応しています。旧型のGalaxy Noteからの乗り換える方は、今作よりイヤホンジャックが撤廃されている点に注意です。USB Type-Cソケットに接続するイヤホンが付属します。

予約購入で完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」をプレゼントするキャンペーンが実施されているので、購入を決めている方は絶対に応募したいところ。

2019年12月6日UPDATE:12月20日に日米同時公開される映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念モデル「Galaxy Note10+ Star Wars Special Edition」が発表されました。Galaxy Note10+のスペックはそのままに、本体はスター・ウォーズの世界観を体現したデザインとなり、限定デザインのレザーケースやコレクターズバッジ、ワイヤレスイヤホンを同梱し、特別な外装箱にて提供されます。2,000台のみの限定販売となります(ドコモオンラインショップで1,980台、Galaxy Harajukuで20台販売予定)。

Galaxy Note 10+のスペック
Galaxy Note10+ Star Wars Special Editionのスペック

AQUOS zero2(シャープ)

動作はもちろん、本体も軽いゲーミングスマートフォンがAQUOS zeroシリーズです。最速クラスの処理速度と通信速度、大容量ストレージ、大型6.4インチディスプレイを備えていながら、ラインアップの中で最軽量となる約146gを実現しています。軽いと評判のGalaxy S10+(6.4インチ)ですら約175g。重量級のiPhone 11 Pro Max(6.5インチ)は約226g。この異次元の軽さは特に長時間使用の際に指や腕にかかる負担を確実に減らしてくれます。

もうひとつ特徴的なのが「4倍速有機EL」と呼ばれるディスプレイです。一般的なスマートフォンよりも残像の少ない滑らかな映像が表示でき、タッチを検出するスピードも速いので、ミリ秒単位の精度が求められる競技志向の高いゲームにおいて大きなアドバンテージが得られるとされています。

発熱に強いのも魅力です。充電時の発熱を抑える独自技術のおかげで、充電時の長時間プレイでも動作が緩慢になりにくくなっています。コアなゲーマーにはこの点はとても心強いと思います。動作速度や省電力性能が底上げされた最新のAndroid 10をドコモのラインアップのなかで唯一初期搭載することも見逃せないポイントです。

反対に懸念点としては、microSDカードに非対応な点、イヤホンジャックを備えていない点、このクラスにしては電池容量が少ない点が挙げられます。内蔵ストレージ(256GBもある!)を活かす、ワイヤレスヘッドセットを使う、モバイルバッテリーを常備するなど、あらかじめ対策を考えておくと良さそうです。

最も残念なところは発売時期が遅いことです。こればかりはメーカーの努力で発売時期が早まることを祈るほかありません。価格は今のところ未定ですが、報道によれば82,080円程度になる見込みとのことです。

AQUOS zero2のスペック

Xperia 5(ソニーモバイル)

今年の夏モデルとして販売中の「Xperia 1」の小型版です。シネマ試聴に最適なアスペクト比21:9の超縦長ディスプレイを6.1インチまで小さくして搭載。これにより本体は横幅が70mmを切って持ちやすさアップ。縦の長さもXperia 1より1cm近く短いので、ポケットなどへの収まりも良いはずです。「長すぎる」とXperia 1を諦めていた人にぴったりな1台となっています。

ディスプレイはXperia 1のように解像度が4Kではありませんが画質に遜色は無いとされています。また、プロセッサやトリプルカメラなどパフォーマンスに関連する仕様はXperia 1とほとんど同じです(スローモーション撮影機能がスペックダウンしている)。

小型になると電池持ちが犠牲になりがちですがその点も大丈夫です。電池容量自体はXperia 1に比べて小さくなっているものの、電池持ちは逆にXperia 1より優れているとされています。普段使いでの扱い安さはXperia 5の方が確実に上でしょう。少しコンパクトなハイエンドモデルを好む人にも丁度よいと思います。

なお、ドコモの今回のラインアップの中で唯一テレビ機能(ワンセグ/フルセグ試聴)に対応しています。

Xperia 5のスペック

AQUOS sense3(シャープ)

「迷ったらコレ」と言えるほど、機能、性能、安心、価格、すべてのパラメータのバランスが取れた定番スマートフォンです。3万円台で買えます。重量級のゲームや負荷の大きい動画編集などのアプリは得意ではないものの、その他のあらゆるシーンで快適に動作するだけの性能を持ち、しかも電池持ちは最大クラス。また、シリーズで初めてドコモのPREMIUM 4Gに対応し、モバイル通信時の最大速度が上り/下りともに上がりました。通信の安定性も向上しているはずです。おサイフケータイや防水・防塵、ハイレゾ再生にもしっかりと対応しています。

カメラはiPhone 11が採用したことで新たなトレンドとなった「広角+超広角」のデュアルカメラを装備し、ハイエンドモデルのカメラほどの対応力は無いものの、シングルカメラでは出来なかった自由度の高い撮影ができるようになっています。

本体は万人受けする当たり障りのないデザイン&カラーで、大きさや重さ、形状に関してもウィークポイントとなる要素がありません。

AQUOS sense3のスペック

Galaxy A20(サムスン電子)

AQUOS sense3よりさらに低価格を重視したスマートフォンで、価格は2万円台に抑えられています。位置づけとしては「スマートフォン初心者向け」、つまりエントリーモデルということになりますが、上部に切り欠きのある画面占有率の高いディスプレイや、薄くて軽い筐体、ポップなカラーバリエーションなどによって、低価格モデルらしくない見た目にまとめられています。

プロセッサはサムスン製のExynos 7884BでAQUOS sense3に搭載されているSnapdragon 630と同程度の性能となりますが、メインメモリーは3GB、内蔵ストレージは32GBに留まります。また、カメラはシングルカメラです。

ユニークなのがFMラジオに対応している点です。シーンに応じてインターネットラジオとFMラジオを切り替えて聴くことができます。モバイル通信が寸断されるような大きな災害時にもFMラジオは有効です。

初心者向けの機能として、文字やアイコンを大きくして見やすくする「かんたんモード」や、スマホの使い方や知ってほしい機能をお知らせする「おすすめ使い方ヒント」を搭載しています。おサイフケータイ、防水・防塵、ハイレゾ再生に対応していますが、指紋認証機能だけは非対応です。今時珍しいストラップホールを備えています。

Galaxy A20のスペック