スマホ気になるニュース

セブンとファミマのコード決済が提供開始 / ファーウェイの禁輸制限が一部緩和 ほか

ここ1週間くらいの間で報じられたスマホ関連ニュースのなかでこれだけは知っておきたいというものをいくつかピックアップしてお届けする「スマホ気になるニュース」。

前回に引き続き、更新出来ていなかった期間のニュースをまとめます。今回は7月の第1週目にリリースされたニュースが対象です。

セブンとファミマのコード決済が開始

セブンイレブンとファミリーマート、コンビニ大手2社がそれぞれオリジナルのコード決済サービスを7月1日より開始しました。セブンイレブンは「7Pay」、ファミリーマートは「ファミペイ」です。

PayPayなど既存のコード決済同様にスマホの画面にコードを表示させ、それをレジで読み取ってもらって支払いをするという形のものです。クレジットカードや銀行口座と連携させればキャッシュレスで決済できますし、ほかにもクーポンや割引等を利用することで現金よりもお得に買物ができというメリットがあります。

公式サイト

周知のとおりですが、セブンイレブンの7Payについてはサービス開始直後に一部アカウントへの不正アクセスと不正利用が発生し、大問題となりました。現在も7Payへの新規登録とチャージが停止されている状態です。11日午後5時の時点で被害者数は1,574人、被害額は計3,240万688円と発表されています。

7Payの運営会社は緊急対策本部を設置して対応を進めています。今後の具体的な対策として二段階認証の導入やチャージ1回あたりの上限額の見直し等が挙げられています。これまでの経緯や今後の対応策等については以下の報告にまとめられています。

なお、これまでに実行犯(いずれも中国籍)が複数人逮捕されていて、中国のサイバー組織が関与している疑いが持たれています。

7Pay運営会社による報告

セブンペイ運営会社のセキュリティー管理の甘さが指摘されています。一方で、未だ攻撃方法が特定できておらず、根本的な原因が何だったのか、今後何を改善すれば良いのかという明確な答えも出ないままとなっています。

いずれにせよ、今回の事件でスマホ決済全体の信頼性が大きく揺らいだのは間違いありません。しっかりと修正した後、万全の状態でサービスを再開してもらいたいところです。

ファーウェイ問題緩和へ

6月末の報道となりますが、米中首脳会談後に米国のトランプ大統領が会見を行い、ファーウェイへの輸出制限を和らげる考えを示したとのことです。

このような動きを受けて、MVNOの一社であるIIJは延期していたファーウェイ製スマホ(P30 lite)の発売を開始しました。また、ファーウェイ・ジャパンは「HUAWEI ANSWERS」というウェブページを公開し、Q&A方式で改めて見解を示しました。

制限が緩和されたといってもファーウェイが米禁輸リスト(エンティティリスト)に登録されている状況に変わりはなく、輸出が認められたのも「安全保障問題を生じない低技術の半導体」のみとされているので、本質的な解禁には至っていません。

Androidの取引がどうなるかも明確にされていません。一部のMVNOや量販店、ECサイトでは販売が開始されましたが、ドコモなどのキャリアは夏モデルとして発売予定だったファーウェイ製スマホの発売や予約受付の停止を依然として継続しています。

すき家がモバイルオーダーを開始

牛丼チェーンの「すき家」が7月5日より一部店舗をのぞく全国の店舗で「モバイルオーダー」サービスを開始しています。

注文から会計までをユーザーのスマホ上から行えるようにしたサービスです。

アプリ内で商品を選び、デーブル上のQRコードをスマホで読み取ると、注文と会計が完了。注文時に店員を呼ぶ必要もありませんし、食事後にレジに並ぶ必要もなくなります。

よく注文する商品をお気に入り登録しておく機能もあります。

ハリポタがテーマの注目スマホゲームが配信開始

ポケモンGOのナイアンティックが手がけるスマホ向けAR位置情報ゲームアプリ「ハリー・ポッター:魔法同盟」の配信が日本でも開始されました。基本プレイは無料。Androidスマホ、iPhoneのどちらでもプレイできます。

配信初日にApp Storeのトップ無料App第1位およびゲームランキング第1位を獲得したそうです。