格安SIMとかSIMフリースマホについてもう少し満足に発言できるようになりたいと思い、情報収集のためにとりあえず売り場をいくつか回って店員さんと話をしてみました。
内容は薄いですが何回かに分けて得た情報や感じたことなどをツラツラと書いていこうと思います。
私は田舎町に住んでいます。田舎のスマホ売り場って悲しさに溢れているんですよ。展示機種は古いし少ない。詳しい話を聞ける店員さんはほぼ居ないので、訪れてもほとんど収穫がないのです。
そこで、家から車で1時間ほどで行ける静岡市に赴き、静岡駅周辺の格安SIM&スマホ売り場を手当たり次第、歩きながらあたってみることにしました。
まず最初に伺ったのが、格安SIMの会社(MVNO)で今一番シェアを獲得している「楽天モバイル」のショップです。新静岡セノバのすぐ近くにあり、楽天モバイルが単独で店舗を開いています。
装いはドコモ・au・ソフトバンク(MNO)のショップと遜色のない感じ。木目調の模様と暖色ライトが易しい感じを出していて、中も余計なものが無くてすっきり。リラックスして話が聞けそうです。
いきなりですがシェアを伸ばしている理由について店員さんに聞いてみました。安いとかお得とかの話をしだすかと思いきや、意外にも「独自店舗の多さと初期サポート」という答えが返ってきました。
どういうことかというと、楽天モバイルのスタッフが常駐する楽天モバイルだけの店舗、つまり独自店舗の数がほかのMVNOより多く、ここでサポートをしっかりすることによってスムーズに契約してもらったり、契約後も安心して使ってもらえるのが強みということのようです。
実際に私の場合も入店するやいなやカウンターに座らせてくれ、楽天モバイルに乗り換えるとこのくらい節約できますよ、とか、乗り換え時に発生する他社への違約金はこのようにしてペイできますよ、とか、固定の光回線まで乗り換えるとさらにお得ですよ、とか、こちらが疑問や不安に思っていることをすべて、丁寧に教えてくれました。
3年間で40万円以上も通信コストを節約できるというシミュレーション結果を提示されたときは、「マジですか」と思わずつぶやいてしまいました。
まあ格安SIMに乗り換えれば安くなるのは当然のことなのですが、私のようなよくわかっていない者にはこうやって生身の人間が手取り足取り教えてくれるというのはホント「ありがたや~」って感じなんです。特に条件付きの割引はややこしいですからね。
安心という点では、毎月の料金を口座振替で支払える点もアピールしていました。
店舗の混雑具合も大事です。大手キャリアのショップはいつ行っても混んでいます。2時間待ちとか辛すぎる。でも楽天モバイルのショップは空いています。いまのところ大手に比べて圧倒的に利用者が少ないですし客層も限られる。そのうえサービスの幅も狭いですからね。行ってすぐに相談できるというのはかなり心強く感じました。
現時点でも独自店舗の数は準キャリアと呼ばれているY!mobileとUQ mobileに次ぐ多さを誇るそうですが、楽天は今年10月にMNOになる(つまりドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天の4社体制になる)こともあり、今後はさらに店舗数が劇的に伸びることが予想されます。
あとは端末の展示数が多いのも嬉しいところです。ほかのMVNOだと2~3機種がしょぼしょぼと・・・、というのはよくあることです。楽天モバイルの場合、販売中の10機種以上が展示されていてタッチ&トライができるから機種を決めやすいんですよ。
料金については今回は詳しく書きませんが楽天モバイルの定番プランである「スーパーホーダイ」はとても魅力的だと思いました。音声通話とデータ通信がセットになったプランで、基本的にはこれの他に料金は要らないというやつです。
スーパーホーダイの3つの特徴
- 通話は10分以内の国内通話がかけ放題
- 高速通信容量を使い切った後でも1Mbpsで通信し放題(12時台、18時台は300kbps)
- 最長3年の長期割で料金が大幅に安くなる
特に嬉しいのが2番。1Mbps近く出れば、例えば動画サービスでも画質を落とせば十分イケますし、私の用途ではかなり満足に使えるんじゃないかなという気がしています。
普段は高速通信をOFFにして敢えて1Mbpsで通信して通信容量を節約するのもアリですね。これをやればもしかするとプランSの月間2GBでもなんとかなってしまうかもしれません。
さすがに混み合う12:00~13:00、18:00~19:00の時間帯は300kbpsまで制限されますが、この300kbpsというスピードも他社と比べてちょっと速いのだそうです。
調べてみると、UQ mobileが同じ300kbpsで、あとはほとんどのところが200kbpsや128kbps。大手3社は128kbpsですからね。確かに速いと言えます。300kbpsと128kbpsでは体感速度は結構違うみたいですよ。
あとは楽天市場とのシナジー。楽天モバイルを使っていると買い物時のポイント発生が+2倍になります。
さらにダイヤモンド会員の場合は楽天モバイルの料金が500円引きになるのも凄い。私は楽天カードをメインのクレジットカードに使っているのでなんだかんだ毎月ダイヤモンド会員を維持しているんですよ。これで毎年6,000円も安くなります。
このほか、2回線目からお得になる「プラス割」や友達紹介キャンペーンなんかもやっています。
なんだか楽天モバイルの宣伝みたいな記事になってしまいましたがもちろん見えない側面もありますよね。欠点などは私が実際に使ってみて、追々記事にしていければと思っています。
今回はここまでです。他の格安SIMも見てきていますので次回以降に書いていきますね。