フィーチャーフォン(ケータイ)と違ってすっきりとしたストレートタイプの形状が多いスマートフォンなので、おしゃれ感覚でケースを装着するのが流行っています。透明無地のシンプルなものから、最近では有名アニメやファッションブランドなどとのコラボ作品もあって非常にバリエーションが豊富ですから、個性を発揮するにはちょうどいい題材なのです。
しかしデザイン面ももちろん大事ではありますが、もともとは大事な端末をキズや破損から護るためのものですから、できればその部分も両立したものを選びたいものです。種類が豊富とは言っても材質などの基本部分はいくつかのタイプに限られていますので、冷静に見ていけば最適なケースを選ぶのはそう難しいことではありません。
保護ケース・ジャケット概要
簡単に端末の雰囲気をガラっと変えてくれる保護ケース(ジャケット)はスマートフォンのアクセサリーの中で最も華のあるアイテムです。誤って落下させてしまってもそのショックをいくらか軽減し、ボディーおよびディスプレイの損傷を最小限に抑えてくれます。フルタッチ式が主流のスマートフォンではディスプレイが占める割合が大きいため、フィーチャーフォンと比べてディスプレイが破損する可能性が高いと言われています。その他、グリップ力を強化するためにも活用されます。
種類
保護ケースには大きく分けて、ハードケース、ソフトケース、ハイブリッド、布・革ケースの4タイプがあります。
ハードケースはポリカーボネートを素材としているものがほとんどです。”PC”と略されることもあります。特徴としては、1.薄くて軽い、2.端末によりフィットしスタイリッシュである、3.衝撃に強い、4.加工がしやすくメッシュ加工などの種類が豊富、5.カラーバリエーションが豊富 などがあります。有名ブランドなどとのコラボで使われるのは大抵このハードタイプのケースです。
ソフトケースの特徴としては、1.端末を覆うように装着するため、縁までちゃんと保護できる、2.手に馴染みやすい、3.グリップ力が強い などがあります。
ソフトケースには材質にシリコンを使ったものとTPUを使ったものの2種類があります。シリコンは比較的柔らかいため、1.端末への装着がしやすい、2.手に良く馴染む、3.カラーバリエーションが豊富 という特徴があります。対してTPUはシリコンよりも硬く、1.スリムに見える、2.ホコリが付着しにくい、3.透明度が高く端末の地のデザインを活かしやすい といった特徴があります。
最近ではTPU素材のソフトケースが人気が高いようです。シリコンは改善されてきたとは言え表面にやや粘着感があり、ホコリが付着しやすくポケットから出し入れしにくいなどのデメリットがあるからです。
ハイブリッドタイプは、ハードケースとソフトケースの両方の良いところを併せ持った製品です。端末背面部分には薄くて強度が高いポリカーボネートが使われており、側面部分には端末の縁まで保護してくれるTPUが使われています。しかし異なる2つの素材が使われているために一体感が無く、ややスマートさに欠けます。
布・革ケースはナチュラルな質感を活かしたケースです。布製はポーチ型が多く、また特定の機種を対象に作られているものは少なくて大抵はどんな機種でも収納できます。逆に革製は各機種ごとに専用のものが用意されていることが多いです。手帳型が多く、ディスプレイ面も保護してくれるので保護性能は大変優れています。布製・革製ともにPORTERなどのブランドが独自で販売しているものもあり、おしゃれ度合いでは一枚上手です。
おすすめ&選ぶ際の注意点
すべての製品を試したわけではないので意見に偏りがあるとは思いますが、個人的にはハードタイプのケースが好きです。もともとはソフトタイプのケースを使ったいたのですが、ハードケースの持つ「薄さとスタイリッシュさ」に感動して好みが変わりました。Xperia arcやMEDIAS、Galaxy Sなど、薄さを強調した機種も多いので、せっかくならばその薄さを保ちたいと思う人も多いと思います。ちょっと無機質なところが玉にキズですけどね。
選ぶ際の注意点としては、まずは精巧に作られているかどうかがポイントになります。製品によっては操作ボタンやボリュームボタンが押しにくくなってしまったり、着信ランプが隠れてしまったりするものもあります。特に端末本体の発売よりも先行して販売されている製品に多く見られます。
もう1点は、カメラのフラッシュが反射して写真に写り込んでしまわないかをチェックしてみてください。クリアタイプのケースによく見られるのですが、フラッシュの光をケースが乱反射させてしまい、それが写真に写り込んで白っぽくなってしまうという問題が、かなり多くの製品で発生しています。
これらの注意点は、端末発売前では試せなかったり、小さな店舗ではサンプル品が展示されていなかったりと、検証するには少し敷居が高いものです。良品が出回るまでの”つなぎ”としてとりあえず買っておき、後に差し替えるという考えでも良いですし、いろいろなレビューや製品が出てくるまで購入を控えるというスタンスもアリです。
メーカー紹介
私がこれまで試したケースのメーカーを羅列します。ケースメーカーはかなり多くあり、これ以外にも定評のあるメーカーはいくつもあると思います。もし良いメーカーをご存じの方がいらっしゃいましたら是非コメント欄にて教えてください。
- MSY ・・・ メッシュやベルベット調の個性豊かな高品質ケースを扱うメーカー。
- ラスタバナナ ・・・ BCN AWARD 2011 スマートフォンアクセサリ部門最優秀賞を受賞した実力派メーカー。(試したこと無い)
- レイ・アウト ・・・ 定番中の定番。種類もカラーも豊富。薄くて軽くて造りの良いところが特徴。
- ELECOM ・・・ 大手PC周辺機器メーカーのエレコム。発売前の機種の製品がいち早く並ぶ。
- がうがう! ・・・ 海外製品を直接輸入しているモバイルガジェットショップ。
- SECOND SKIN ・・・ 各機種60種を超える豊富なデザインと、水圧転写プリントによる最高級プリントが特徴のケースメーカー。
xperia acroは購入されますか?
購入されるのならケースのレビューをお願いしたいのですが・・・
コメントありがとうございます。
acroは買いません。というよりもお金が無くて買えません・・・。
残念ながらacroのケースレビューは出来ないと思います。お力になれずすみません。
BUFFAROも良いですよ。
バッファローも良いですよね。私も数ヶ月前ですが、いくつか買って試したことがあります。また製品レビューが出来れば良いなと思っております。
いい情報をありがとうございます。
IS12Mを購入したのですが、店頭のホッモックではクリアにとれていた写真が、ぼやけた感じになるので悩んでいました。
ポリカボネートのクリアカバーをつけていたのが原因でした。
外すとホットモックのようにすっきり白みが取れました。
次のカバーを探そうと思います。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
これ未だに起こる問題なんですよね。私も本当はクリアケースが好みなのですが、写り込みが怖くて今では色の濃いマット調のものを選んでいます。
フラッシュ部分の縁を黒く塗ると改善されるとは初めて知りました。ちょっと見た目が心配ですけど、せっかく買ったケースを無駄にしなくて済むので、良い打開策ですね!
追伸
ものは試しと、フラッシュ部分の縁を油性ペンで黒く塗ってみたら、かなり白みは解消されましたよ~(^^)