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Xperia初のデュアルカメラを搭載した「Xperia XZ2 Premium」発表。RGBW画素のディスプレイを搭載

ソニーがAndroidスマートフォンの最上位モデルとして「Xperia XZ2 Premium」を海外で発表しました。

発売は今夏。世界各地で発売するとしていますが、日本での発売についてはまだ発表していません。

ソニーはここ数年間、Androidスマートフォンの最上位モデルを「Xperia ○○ Premium」という名称で発売しています。

今回発表されたXperia XZ2 Premiumは、この”Premiumシリーズ”の最新機種で、日本で昨年6月に発売されたXperia XZ Premiumの後継モデルとなります。

引き続き4K HDRディスプレイを搭載

5.8インチ4K(2160×3840ピクセル)HDRディスプレイを搭載します。

前作に引き続きHDR表示に対応。消費電力を抑えつつ輝度をさらに上げるためにRGBW(赤・緑・青・白)画素が新たに採用されました。

ディスプレイサイズは5.5インチから5.8インチへとわずかに大きくなりました。ところがアスペクト比は16:9のまま。Xperia XZ2 / XZ2 Compactのように18:9の縦長ディスプレイの搭載はかないませんでした。

Xperia初のデュアルカメラを搭載

ソニーがスマートフォン向けのデュアルカメラモジュールを開発していることはXperia XZ2の発表時に明かされていましたが、それがXperia XZ2 Premiumに搭載されてリリースされることになりました。Xperiaシリーズとして初のデュアルカメラ搭載機ということになります。

Xperia XZ2 Premiumに搭載されるデュアルカメラは「Motion Eye Dualカメラ」と呼ばれ、1,900万画素のカラーカメラと1,200万画素のモノクロカメラで構成されています。

メインカメラ

  • Motion Eye 19MP camera
  • 1/ 2.3” Exmor RS for mobile memory-stacked sensor
  • Pixel Pitch 1.22μm
  • 25 mm wide Sony’s award-winning G Lens F1.8

モノクロカメラ

  • Black & White 12MP camera
  • 1/2.3″ Exmor RS for mobile image sensor
  • Pixel pitch 1.55μm
  • G Lens F1.6

デュアルカメラにもいろいろな種類がありますが、ソニーのMotion Eye DualカメラはHuaweiのLeica Dualカメラに似て、色情報と輝度情報を別々のカメラで取得することによって画質を向上させるタイプのカメラとなっています。

高感度撮影も特徴です。動画撮影時は最大ISO12800、静止画撮影時はISO51200の超高感度撮影が可能です。

このほか、960 fpsスーパースローモーションビデオ撮影、4K HDRビデオ撮影に対応しています。

デュアルカメラを使って背景を強くぼかした撮影や、モノクロセンサーを使ったモノクロ撮影にも発売後のソフトウェアアップデートにより対応する予定となっています。

6GBメモリーを搭載

スペックはXperia XZ2とほぼ同じですがメインメモリーはより大容量の6GBのものが採用されました。

プロセッサーはSnapdragon 845、内蔵ストレージは64GB UFS、OSはAndroid Oreo、バッテリー容量は3,540mAh(QC3.0対応)。充電はQi準拠のワイヤレス充電に対応。

通信機能はBluetooth5.0、IEEE802.11 a/b/g/n/ac Wi-Fi、A-GNSS(GPS+GLONASS)、NFC、USB3.1(Gen1)に対応しています。USB端子はUSB type-C。オーディオジャックは非搭載で、USB Type-C⇔オーディオジャックの変換アダプタが付属します。

本体はIP65/68防水・防塵に対応。サイズは158 x 80 x 11.9 mm。重さは236g。カラーバリエーションはChrome BlackとChrome Whiteの2色です。

機能としては、Xperia XZ2と同じ「Dynamic Vibration」に対応します。映像やゲーム、ミュージックビデオのサウンドに合わせて本体を振動させることで、よりリアルな体験が可能とされています。3D Creatorにも引き続き対応しています。

関連リンク:プレスリリースXperia XZ2 Premium製品ページ