Huaweiが先月27日に海外でPシリーズの新機種を発表しています。「P20」と「P20 Pro」です。いくつかの国ではすでに発売されています。
正式なアナウンスはまだありませんが日本でもSIMフリースマホとして発売されることになっています。発売時期は不明です。
ラインアップと欧州での価格は以下のとおりです。
- Huawei P20 ・・・ 649ユーロ(約85,000円)
- Huawei P20 Pro ・・・ 899ユーロ(約118,000円)
前作からいろいろと強化されていますが一番のトピックはP20 Proの背面に搭載されたトリプルカメラでしょう。
これまでのRGBセンサー+モノクロセンサーのデュアルカメラの良さはそのままに、3倍ズーム望遠カメラを加えたことで被写体を大きく捉えた写真が手軽に撮れるようになりました。「5倍ハイブリッドズーム」は複数のカメラを使って5倍の光学ズーム撮影が可能です。
このほか、960fpsのスーパースローモーション撮影や、ISO感度最大102,400の超高感度撮影、4D動体予測AF、AIを使った自動シーン検出、AI手ぶれ補正などを備えています。
ディスプレイはiPhone Xのように上部に切り欠きのある形になりました。前面の物理式ホームボタンは残されています。
背面は3D曲面ガラスになりました。見た目の豪華さやフィット感が向上しているはずです。背面ガラスの内側には特殊な加工が施されていて独特な色と光を放つ個性的なカラーとなっています。とても格好良いです。ただし指紋はよく目立つそうです。
ディスプレイサイズはP20が5.8インチでP20 Proが6.1インチ。解像度はP20が1,080×2,244、P20 Proが1,080×2,240とほぼ同じですが、ProはOLED(有機EL)が採用されています。
プロセッサはどちらもNPU(Neural Network Processing)を内蔵したKinrin 970を搭載しています。Mate 10と同じプロセッサで、AI機能を高速かつ高効率に処理します。P20 Proはさらにmicro core i7と呼ばれる補助プロセッサが内蔵されています。
メモリーはP20が4GB、P20 Proが6GBです。内蔵ストレージはどちらも128GBと大容量。バッテリーはP20が3,400 mAh、P20 Proが4,000mAhです。
USB端子はUSB Type-Cです。オーディオジャックは撤廃されました。USB-C to 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプターが付属します。
P20がIP53、P20 ProがIP67の防水・防塵に対応しています。
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