今年のMobile World Congress(MWC2018)ではAndroid Oreo(Go Edition)を搭載したスマートフォンが各社から発表されました。
発表したのは日本でも馴染みのあるHuaweiやZTE、HMD Global(Nokia)など8メーカーです。どの機種もMediaTek製のローエンドプロセッサやFWVGAクラスの低解像度ディスプレイ、1GB RAM+8GBなどの小容量メモリーを採用した低価格モデルとなっています。
「Android Oreo(Go Edition)」は、昨年のGoogle I/O(開発者向けのイベント)で発表された、ローエンド端末向けに最適化されたAndroid Oreoです。ネットワークインフラが十分に整っていない環境や低性能な機種でも一定品質のモバイル体験ができるようにと、軽量化された特別なアプリやデータ通信量を制御する機能などが組み込まれています。
世界中の幅広いユーザーに一貫した体験を提供するためのプログラムとしてはほかに、日本でも展開されている「Android One」があります。
Android OneはGoogleが各国の端末メーカーと協力して理想のAndroidスマートフォンを提供するプログラムです。これに対してGo Editionは、不十分な環境でも快適に動作する”Androidの特別版”を提供するものです。
基本的には中国やインドなどの新興国で展開されますが、今回発表されたZTEの「Tempo Go」などは米国での発売が予定されています。同じように日本でも今後Go Edition端末が出回るかもしれません。
なお、MWC2018ではAndroid Oneの新機種もいくつか発表されています。
Android Oreo(Go Edition)端末
- Alcatel 1X
- Nokia 1
- ZTE Tempo Go
- GM 8 Go
- LAVA Z50
- BHARAT GO
- Huawei Y5 Lite(2018)
- TRANSSION(数機種)
Android One端末