ソフトバンクが、ワイモバイルで展開しているAndroid Oneブランドのスマートフォンに、順次Android 8.0へのOSバージョンアップの提供を開始しています。
12月19日より「S2」へ、12月20日より「X1」への配信を開始。他のAndroid Oneスマートフォンにも近いうちに提供が開始されるものとみられています。
Android Oneブランドのスマートフォンには「OSのバージョンアップ保証」という特典のようなものがあり、その機種の発売から18か月間(機種によっては24か月間)に最低1度のメジャーアップデートの提供が確約されています。
国内で販売されているAndroid Oneブランドのスマートフォンの中で最も古い機種は「507SH」(ワイモバイル)です。昨年の7月に発売されました。この機種が発売から18か月を迎えるのは来年の1月で、まだ日があるのですが、Android 6.0からAndroid 7.0へのメジャーアップデートがすでに1度行われているので、Android 8.0へのバージョンアップが提供されかどうかは懐疑的です。
その次に古いのは、今回バージョンアップが提供されたS2と同時期に発売された「S1」です。こちらは発売されてまだ日が浅いですし、メジャーアップデートもまだ1度も提供されていませんから、Android 8.0へのバージョンアップは間違いなく提供されることでしょう。それも近日中に。
Android Oneスマートフォンへのバージョンアップの提供時期については、Googleのヘルプによると「Google の各パートナーは、可能な限り速やかにアップデートを提供すべく、各社のスケジュールに基づいてアップデートを配信しています。」とされています。
この部分は当初は「正式リリースから2週間以内」とされていましたが、悪い意味で緩和されてしまい、現在は具体的なタイミングが示されていません。
個人的には今回の提供タイミングは「遅い」と感じています。というのは、Android 8.0の正式版がリリースされたのは8月ですでに4か月近くが経っていますし(その間にワイモバイルのNexus端末にはAndroid 8.0へのOSバージョンアップが提供されている)、AQUOS RなどのAndroid Oneスマートフォンでもない普通の機種にも先を越されているからです。
なおアップデート方法は以下の通りです。
- アプリ一覧から【設定】を選択
- 【端末情報】を選択
- 【システムアップデート】を選択
- 【アップデートをチェック】を選択
- 【再起動してインストール】を選択
アップデート後のビルド番号は、S2が「3.120VE」、X1が「S1002」になります。Androidバージョンは「8.0.0」になり、ピクチャ・イン・ピクチャやスマートテキスト選択、オートフィル等のAndroidの最新機能が利用できるようになります。また動作パフォーマンスと電池持ち、セキュリティーも向上します。
X1のアップデートにはさらに、「稀に位置情報の測位に時間がかかる事象の改善」という内容も含まれています。
アップデート内容詳細