ドコモが2017-2018年の冬春モデルのひとつとして、6インチの大型有機ELディスプレイを搭載したLG製スマートフォン「V30+ L-01K」を発表しています。
発売時期は2018年1月以降。価格はまだ案内されていません。ハイエンドモデルなのでラインアップの中では比較的高額になると思います。
LGが8月に海外で発表していた「LG V30」をドコモ向けに調整した製品で、内蔵ストレージがより大容量な「V30+」というモデルがベースになっています。
スペック
- ディスプレイ:6.0インチQuadHD+(2,880×1,440)、有機EL(POLED)
- OS:Android 8.0 Oreo
- プロセッサ:Snapdragon 835
- メモリ:4GBメインメモリー/128GB内蔵ストレージ
- カメラ:1,650万画素+1,310万画素デュアルカメラ/510万画素インカメラ
- 最大通信速度:下り788Mbps/上り50Mbps(4CA対応)
- 通信機能:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.0
- バッテリー容量:3,060mAh
- 本体サイズ/重量:約152(H)×75(W)×7.4(D)mm〔最厚部 約7.7mm〕/約158g
- 機能:おサイフケータイNFC、ワンセグ・フルセグ、防水・防塵(IPX5/8,IP6X)、VoLTE(HD+)、生体認証(顔/指紋)、ハイレゾ再生、Daydream
サムスンのGalaxy S8やGoogleのPixel 2、アップルのiPhone Xのように、前面のほとんどをディスプレイが占める、先進的な外観をしているのがまずひとつ大きな特徴です。
アスペクト比が18:9の縦長ディスプレイとなっていて、マルチタスク時の視認性や操作性が良く、動画を見る際にも横画面にした時に上下の帯が出ずに高い没入感が得られるそうです。
LGのもうひとつのフラグシップモデルである「LG G6」には液晶が採用されていますが、V30では高コントラストでメリハリのある映像が楽しめる有機EL(POLED)が採用されています。有機ELの高い省電力性を活かしたAlways Display機能(スリープ中でも時刻や通知を表示し続ける機能)も使えます。
このほか、GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」にも対応しています。
プロセッサとメインメモリはほかのハイエンドモデルと比べて特に突出しているところはありませんが、内蔵ストレージは128GBと大容量で、microSDカードを別途買わなくてもアプリや音楽、撮影データを目一杯保存することができます。国内の携帯電話会社から発売されたAndroidスマートフォンの中では最大容量となるのではないでしょうか。
カメラは標準+広角のデュアルレンズ構成になっています。被写体やシーンに応じて使うカメラを切り替えることで、より最適な画角の写真が撮ることができます。前面カメラも同じく画角を切り換えられます。
レンズはF1.6の非常に明るいレンズが使われています。ドコモの今回のラインアップの中では最小の値です。
サウンドは特に注力して開発されています。高級オーディオブランド「Bang&Olufsen」によって音質がチューニングされ、同梱のハイレゾ対応イヤホンはBang&Olufsenオリジナルのものとなっています。また、ノイズや歪みを抑えるQuadDACや、新しいデコード技術MQAを搭載しています。
通信はドコモ最速の下り788Mbpsに対応しています。また、ドコモが10月下旬より全国で開始予定の「4CA」にも対応しています。4CAに対応する機種は既発売の機種も含めて今のところ下記の機種のみです(Galaxy S8/S8+は非対応!)。
- Xperia XZ1 SO-01K
- Xperia XZ1 Compact SO-02K
- Galaxy Note8 SC-01K
- V30+ L-01K
- JOJO L-02K(L-01Kをベースにしたコラボモデル)
- XperiaTM XZ Premium SO-04J(アップデートにより対応)
- AQUOS R SH-03J(アップデートにより対応)
おサイフケータイなど機能は充実し、防水・防塵に加えてMILスペックのタフネス性能まで付いています。生体認証は指紋センサーのほか、前面カメラを使う「顔認証」も搭載しています。
本体は比較的軽く、5インチ前後のスマートフォンと同じ158gに仕上げられています。海外発表の際、「6インチ以上のスマートフォンで最軽量」が謳われていました。
カラーはオーロラブラックとクラウドシルバーの2色が用意されています。