LINEが、スマートスピーカー「WAVE」とスマートフォンを使い、屋外から家電を操作できるようにするサービスを来年3月までに開始するそうです。
スマートフォンのLINEアプリを使ってインターネット経由でWAVEに命令し、WAVEが赤外線を発してエアコンやロボット掃除機などを操作する形です。いわゆる「スマートリモコン」機能が追加されるわけですね。
またこれとは別に、音声で食べ物の出前を依頼したり、宅配便の再配達依頼ができるようにする機能も年度内に追加されるとのことです。LINEデリマなど現在提供されているサービスとWAVEを連携させて実現するのだと思います。
いずれもスマートスピーカーの機能としては特に目新しい機能ではありませんが、WAVE所有者や購入を考えている人にとっては機能追加の具体的なスケジュールが知れるだけでもうれしいのではないでしょうか。
WAVEの正式版の登場は今秋。価格は15,000円。先行版の出荷が今月23日から開始されていて、ニュースサイトや個人ブログなどでレビュー記事がぽつぽつと投稿されてきているので、これらを読めば使用感を知ることができます。ただし先行版で体験できるのはMUSIC機能のみです。
スマートスピーカーとしては他にGoogleの「Google Home」も日本で今年後半に発売される予定となっていますが、WAVEはメッセージアプリLINEで培った企業との連携を活用して機能の差別化を図るとのことで、日本市場により最適化された機能やサービスが強みになるのではと期待しています。
また同じ意味でオンキヨーが開発しているスマートスピーカーにも期待しています。今のところAmazon Alexaを採用した製品が9月末に米国でローンチ予定となっていますが、いずれはAlexaも日本語への対応を果たすでしょうし、ほかのAIプラットフォームを採用した日本向けの製品もリリースされるのではないでしょうか。
情報元:Sankei.Biz