今年の冬にドコモから高速通信規格「LTE(Xi)」に対応したスマートフォンが発売されることは既にドコモ自身によって明らかにされていますが、それがGalaxyシリーズで有名なサムスン製になることも、ずいぶん前に日本経済新聞の報道により明らかになっています。そのドコモ向けサムスン製LTE対応スマートフォンがこのたび技適を通過したようです。
技適とは「技術基準適合証明」の略称で、携帯電話やコードレス電話、アマチュア無線などの特定小規模の無線設備が、電波法や省令などによって定められている技術基準をクリアしていることを証明するものです。技適に通過すればその端末の一部の仕様が明らかになりますし、なにより実在する端末であることの証明になります。
情報元によると、今回通過したサムスン製の「SGH-N043」という型番を持つ端末は、「LTE 2100 MHz, W-CDMA 2100/800(VI) MHz」というモバイルネットワーク周波数で通過しており、このことからLTEに対応し、また、NTTドコモ向けの端末と考えて間違いないということです。
また、無線LANやBluetoothにも対応していることから、スマートフォンもしくはタブレットだと考えられるそうです。先述のとおりドコモはLTE対応スマートフォンを冬に発売予定だとしていますので、タブレットではなくスマートフォンである可能性が高そうです。
キャリア型番としてはSC-03Cになるかもしれないということです。
ちなみにサムスンは今年9月に韓国でLTE対応のGalaxy S IIを発売するという噂話もあります。なんでもその端末はハードウェアも強化されていて、CPUは1.7GHzデュアルコア(Qualcomm Snapdragon MSM8960)、ディスプレイは4.5インチサイズ(Super AMOLED Plus)なんだそうです。ホントかウソかは分かりませんが、もしこんなのが出てきたら凄いですね。
情報元:総務省、Blog of Mobile!!