富士通がスマートフォンを含む携帯電話事業を売却することになるかもしれません。
8月22日の日本経済新聞の記事によると、富士通は携帯電話事業を売却する方針を固めた。投資ファンドのほか、レノボやファーウェイ、鴻海などの事業会社も売却先の候補にあがっている。ブランドは続ける意向。とのことです。
富士通がスマートフォンの開発・製造事業から撤退してしまえば、国内メーカーはあとソニーとシャープ、京セラしかありません。かつてはパナソニック、NECカシオ、東芝もありました。時代の流れとは言え次々と国内メーカーが市場から姿を消してしまうのは心寂しいものがあります。
富士通は昨年2月にPC事業と携帯電話事業を分社化し、携帯電話事業の方は「富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社」として事業を行っていました。分社化の時点ですでに他社との連携を模索していたようですね。
富士通は「arrows」ブランドでスマートフォン・タブレットを展開してきました。ここ最近は真のハイエンドモデルをリリースしなくなり、どちらかというと国産クオリティーを売りにした低~中級モデルの方で話題を集めていたように思います。ただ、その中でも高い耐久性や虹彩認証「Iris Passport」などキラリと光る個性があり、私としては毎回新モデルが発表されるたびに楽しませてもらっていました。
ブランドは続ける意向とのことなので、仮に事業が売却に至ってもしばらくはこれまでとさほど変わらない機種がリリースされ続けるとは思います。
情報元:日本経済新聞