ASUS JAPANが本日7月14日にSIMフリースマートフォンの新製品「ZenFone Live(型番:ZB501KL)」を発売しました。家電量販店やMVNO各社が販売します。希望小売価格は税抜19,800円です。
ZenFone Liveは低価格で気軽に購入できるのが特徴のAndroidスマートフォンです。ASUSはこの製品を「SIMフリースマートフォンデビューにぴったりな1台」と言っています。またSNSへのライブ配信や自撮りに便利な機能を搭載し、競合製品との差別化が図られています。
子供や高齢の親にも最適
低価格であることに加え、表示が大きくシンプルになる「簡単モード」や、ペアレンタルコントロールが可能な「キッズモード」を備えているので、細かい操作が苦手な子供やお年寄りの方にも適しています。高性能な日本語入力システム「ATOK」がインストールされているので入力にもストレスがかかりにくいはずです。
リアルタイムに美顔処理してLive配信
ZenFone Liveはただ安いだけのスマートフォンではありません。Facebook、Youtube、TwitterなどのSNSでライブ配信をするときに役立つ、いくつかのカメラ機能が搭載されています。
最もユニークなのは、前面カメラに搭載された世界初の「美人エフェクトLive」機能です。イベントなどの様子をライブ配信するとき、映り込む撮影者の肌の色やきめ細かさをリアルタイムに調整してくれます。
健康的で清潔感のある姿は視聴者に好印象を与えるものです。肌の状態や化粧のノリを気にしなくても、スマートフォンがある程度フォローしてくれるというのは助かります。美人エフェクト機能はライブ配信動画だけでなく、通常の写真・動画撮影でも使えます。
ハードウェアも最適化されています。一般的なスマートフォンの前面カメラよりも画素ピッチが大きいセンサーを採用し、光の取り込み量を2倍にしたことによって、薄暗い場所での撮影に強くなっています。またカメラフラッシュが前面にも付いています。レンズは82°の広角で、背景を大きく入れたスケールの大きい撮影が可能です。
音声もクリアに配信できます。2つの高感度MEMSマイクを内蔵することによって、周囲の雑音を減らし、音声を的確に拾います。お祭りの出店など人通りの多い場所や道、賑やかなバーやパーティー、ショッピングモールなど、活躍するシーンは多そうです。
無難な構成だがプロセッサの古さが気になる
主なスペックは、5インチHDディスプレイ、Snapdragon400、2GBメインメモリー、16GBストレージ(microSDカード対応)、1,300万画素/500万画素カメラ、2,650mAhバッテリー、Android 6.0.1 Marshmallowなどとなっています。
Snapdragonの400番台は低価格モデルによく採用されますが、中でも「Snapdragon400」は2013年に投入されたかなり古いモデルです。古いというだけで何となく敬遠してしまうところですが、ウェブサイトの閲覧やメッセージなど比較的ライトな使い方に限って使う分には十分な性能がありますし(メインメモリーも2GBありますし)、過去いくつかのスマートウォッチにも採用されたこともあって実績が豊富で安心感はあります。バッテリー駆動時間の値も決して悪くありません。
通信方式は、FDD-LTE(B1/3/8/18/19/26/28)、TD-LTE(B41)、W-CDMA(B1/6/8/18/19)、GSM/EDGE(850/900/1800/1900MHz)。au VoLTEに対応しています。デュアルSIM(ひとつはmicroSDカードと排他利用)ですがDSDSは非対応です。
本体サイズは141.1×71.7×7.9mm。重さは約120gです。薄くて軽い印象です。カラーは、ローズピンク、シャンパンゴールド、ネイビーブラックの3色があり、女性でも選びやすいラインアップになっています。
情報元:ASUS JAPAN