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ドコモが新AIアシスタント機能の中核となる「AIエージェントAPI」を開発。オープン化して外部との連携も図る

ドコモが「AIエージェントAPI」を開発したと発表しました。このAPIを使った新しいAIエージェントサービスを2018年度早々に提供開始するとしています。

ドコモによると、AIエージェントとは、「対話を通じてユーザー一人ひとりの要望に的確に応え、サービスを提供したり、さまざまなIoTデバイスを操作することを可能にする人工知能のこと」です。

このAIエージェントを構築するための基本システムが今回発表されたAIエージェントAPIであり、これにはNTTグループのAI「corevo」のエンジンが使われています。

2018年度に提供が開始される予定のAIエージェントサービスは、スマホなどのデバイスに組み込まれたAIエージェントに対してユーザーが「○○して欲しいな」と話しかければ、メールやスケジュールなどのユーザー行動を基にして、ユーザーが望むであろう結果を返したり、自然な言語で返答を行います。またスマート家電など、対応するIoTデバイスの音声操作も可能となります。

人工知能にはGoogleアシスタントに使われているものやAmazonのAlexa、LINEのCloavaなど他にもいろいろありますが、ドコモはこれらとの差別化要素として、18億回以上の利用実績がある「しゃべってコンシェル」等で培った自然言語処理術や、自動車向けの音声エージェントサービス「AIインフォテイメントサービス」で培った行動分析技術などを挙げています。また、ケータイ払いやiDといったドコモのモバイル決済や、dポイントが活用できることも特徴としてしています。

ドコモはまた、このAIエージェントAPIを外部に開放する「ドコモAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブ」を推進していくことも併せて発表しています。どのようなサービスにも組み込め、どのようなデバイスでも使える、音声操作をベースとした、新しいサービスの提供スタイルを、パートナーと共同開発していくとのことです。

現時点で食べログや高島屋、インテル、アイ・オー・データなど10社がパートナーとして参加していて、2020年までに100社の参加を目指します。

 

情報元:NTTドコモ