コンビニではスマートフォンのモバイル決済機能を使って支払いをすることができます。モバイル決済を使うメリットや、セブンイレブンで使える電子マネーの種類などをご紹介します。
セブンイレブンが対応している電子マネー
セブンイレブンは、nanaco、Edy、QUICPay、iD、au WALLET、そしていわゆる交通系と呼ばれるSuica、Kitaca、TOICA、ICOCA、SUGOCA、PASMO、nimoca、はやかけん、manacaの合計13の電子マネーでの支払いに対応しています。
Androidスマートフォンのおサイフケータイは、このうちnanaco、Edy、QUICPay、iD、Suicaの5つが使えます。
iPhoneのApple Payは、QUICPay、iD、Suicaの3つに対応しています。
セブンイレブンならnanacoがおすすめ
nanacoはセブンイレブンのグループ会社が提供している電子マネーだけあって、ほかの電子マネーと比べてセブンイレブン内で支払いに使えるサービスが多いのが特徴です。
具体的には、iTunesカードなどの金券や、切手、印紙、ハガキの購入はnanacoでしかできません。また、マルチコピー機の支払いや公共料金の収納代行サービスの支払いもnanacoだけが対応しています。
また商品によってはnanacoでの支払いに限りボーナスポイントが付くので、やはりセブンイレブンで電子マネーを使うのならnanacoを利用するのがベストだと思います。
ちなみに、nanacoはセブンイレブン以外にも、イトーヨーカドーやデニーズ、ロフトなど、セブン&アイグループ各店で使うことができます。また、ラウンドワンやミスタードーナツなど、セブン&アイグループ以外にもnanaco対応の店舗があります。
nanacoじゃなくても・・・
nanaco以外の電子マネーにもそれぞれ良いところがありますから、必ずしもnanacoを使う必要はありません。iPhoneのApple Payはそもそもnanacoに対応していませんので、必然的にほかの電子マネーを使うことになります。
nanacoが便利と言ってもそれはセブン&アイグループ店舗での話。あれこれ使って管理が複雑になってしまうこともあるので、すでに利用中の電子マネーがあればまずはそれを使ってみるのが良いかもしれません。私は以前はEdyをよく使っていました。持っているクレジットカードが楽天のカードで、ネットショッピングも楽天を使うことが多かったからです。Suicaも時々使います。電車でも使うので常に残高に余裕がありますからね。
それとnanacoはプリペイド式(前払い)の電子マネーなので、ポストペイ式(後払い)の電子マネーが好みならnanacoは選択肢から外れます。プリペイド式は前もって使う分だけチャージするので、思わぬ請求が来てびっくりするということがなくて気軽に使えますが、一方で支払いの際には十分な残高がなければいけないので、常に残高を気にしていなければならなかったり、都度チャージをするのが手間だったりという不便なところもあります。またnanacoは残高が少なくなってきたら自動的にクレジットカードでチャージする「オートチャージ」機能もありません。
nanaco、Suica、Edyはプリペイド式で、QUICPay、iDはポストペイ式となっています。
スマートフォン×電子マネーで支払いをするメリット
コンビニでスマートフォンによる電子マネー決済をするメリットは何でしょうか。
まず第一に、現金や電子マネーのカードを持ち歩かなくて良いということです。「ちょっとコンビニで飲み物を買ってこよう。」という時に、お財布を持っていかなくてよいです。「お財布にほとんどお金が入っていなかった。」という時にも、スマートフォンさえあれば買い物ができます。
金欠の時には、クレジットカードを登録してさえおけば、家族の誰にも怪しまれずにスマートフォンからクレジットカードチャージして翌月までやり過ごす、なんていうちょっとずる賢いこともできてします。
また、スマートに支払いできるという利点もあります。財布からお金を取り出してレジの人に手渡し、お釣りをもらってまた財布に入れる、というやり取りが不要です。「○○○(電子マネーの名前)で払います。」と言って、レジ横の端末にスマートフォンをかざせば支払い完了。とてもスピーディーで簡単です。
第ニに、ポイントがもらえるというメリットがあります。電子マネーで支払った金額に応じてポイントがもらえ、貯まったポイントは次回以降の支払いに使うことができます。
「たかが数百円お得になったから何だと言うんだ」と思う方もいるでしょう。私もかつてはそう思っていました。ポイントカードとか、苦労してちまちまスタンプを貯めても結局500円かよ!みたいな・・・。
でも電子マネーのポイントというのは貯めるのに本当に何も手間がかかりませんから、貯めているという感覚すら無い。勝手に数百ポイントくらい貯まっていて、ある時、栄養ドリンクなんかがタダで買えてしまうわけです。電子マネーを使うから得というよりも、現金払いしているから損、という感覚にすらなってきます。
モバイル決済の準備
Androidスマートフォンの場合
おサイフケータイに対応しているスマートフォンの場合、標準でおサイフケータイの機能が使える設定になっています。
プリインストールされている「おサイフケータイ」アプリを起動し、一覧の中から利用したい電子マネーを選択。サービスによって内容は多少異なりますが、会員登録や初期設定をすると、電子マネーが実際に利用できるようになります。
すでに持っている電子マネーカードをおサイフケータイに引き継ぐことも可能です。
iPhoneの場合
iPhone 7、iPhone 7 Plusが店頭でのApple Payの利用に対応しています。
Walletアプリを開いて「カードを追加」をタップ。画面の案内にそってカードを追加します。カード発行会社によるカードの確認が終わったら「次へ」をタップします。