ファーウェイ・ジャパンがSIMフリーAndroidスマートフォンの新製品「Huawei nova」と「Huawei nova lite」を発表しました。2月24日に発売します。価格はnovaが37,980円(税抜)、nova liteが19,800円(税抜)です。
コスパに優れたnovaシリーズ
novaシリーズはコストパフォーマンスの高さを特徴としたシリーズです。日本でも非常に人気の高いHuawei P9シリーズから、できるだけ性能を落とさずに、一部のスペックを変更することで、より安い価格を実現しています。
novaはP9より1万円以上安い
Huawei novaは、5インチFHDディスプレイ、Android 6.0 Marshmallow、Snapdragon 625プロセッサ、3GBメモリ、32GB内臓ストレージ、背面1,200万画素/前面800万画素カメラなどを搭載しています。
P9と比較すると、ディスプレイがわずかに小さく、プロセッサはミドルレンジ向けのものを採用、そしてP9の大きな特徴であるライカデュアルレンズカメラは省かれています。一方で、メモリーやバッテリー容量、DSDS対応、洗練されたメタル仕様の外観などは、P9と同じ仕様になっています。
価格はP9(税抜50,800円)よりも1万円以上も安いので、デュアルカメラが必要ないのであればnovaの方がお得と言えます。
nova liteはP9 liteよりも安くて高性能
下位モデルにあたるnova liteは、5.2インチFHDディスプレイ、Android 7.0 Nougat、Kirin655プロセッサ、3GBメモリ、16GB内蔵ストレージ、背面1,200万画素/前面800万画素カメラなどを搭載しています。
一見novaよりもスペックが高いような印象をウケますが、内蔵ストレージが少なく、カメラは像面位相差AFに非対応、通信はLTE Cat.4 下り最大150Mpbs止まりで、DSDSも「LTE + 2G」となり、日本では同時待ち受けができない仕様です。au VoLTEへの対応予定もありません。
nova liteの魅力はP9 liteと比べたときの圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。5千円以上安いにも関わらず、プロセッサはより性能の高いKirin 655を採用、メモリは2GB→3GBに、OSも最新のNougatが搭載されています。
大きな欠点は無いのですが、強いて挙げるとすれば背面のデザインです。好みにもよりますが素材はガラスとなっていて、P9/P9 liteやnovaと比べるとかなりシンプルなデザインとなっています。
ちなみにnova liteは実は本来novaシリーズの機種ではなく、海外では「P8 lite(2017)」や「Honor 8 lite」として販売されています。novaとは本体デザインの志向も違いますし、スペックの内容が上位と下位で一部整合性がとれてないのもこのためです。
情報元:ファーウェイ、phonearena