ソフトバンクが1月18日にワイモバイル向けのAndroid Oneスマートフォン2機種を発表しています。諸事情で動向が追えていなかったため、今更ではありますが発売時期や製品の特徴などを詳しく調べてみました。
Android Oneスマホは常に最新のOSが使える
まずAndroid Oneについてですが、これはもともと新興市場向けのスマートフォンを低価格で製造するためのプログラムでした。現在では目的が拡大しており、Googleが各市場のハードウェアパートナーと組んで「OSが常に最新に保たれるスマートフォン」を開発。日本のような国でも展開しています。
Android Oneスマートフォンは、OSバージョンアップが発売から18カ月間に最低1回以上、セキュリティーアップデートが発売から最低2年間提供されることが保証されています。またNexus/Pixel端末同様に、Androidの新バージョンが登場した際、いち早く(正式リリースから2週間以内)にアップグレードが提供されることになっています。
シャープの新作「S1」
日本初のAndroid Oneスマートフォンは昨年の7月にワイモバイルから発売されました。機種名は「507SH」でメーカーはシャープ。今回発表された2機種のうち、ひとつは同じシャープが製造しています。名前は「S1」です。
S1の主なスペックは、Android 7.0 Nougat、5.0インチFHD(1,920×1080)IGZOディスプレイ、Snapdragon430 MSM8937プロセッサ、2GBメモリ、16GB内蔵ストレージ、microSDカード対応、背面1,310万画素/前面800万画素カメラ、2,530mAhバッテリー、最大112.5Mbps/37.5Mbpsモバイル通信、IEEE802.11 a/b/g/n Wi-Fi、Bluetooth4.1、IPX5/IPX7防水、IP6X防塵など。本体サイズは約69×143×8.0mm、重さは約134gとなっています。
507SHと比較して、解像度がHDからFHDに、前面カメラの画素数が800万画素に向上し、無線LANの対応規格も増えている一方で、プロセッサはローエンド向けのSnapdragon430になり、Bluetoothは4.1にバージョンダウン、ワンセグは非対応に、バッテリーは500mAh近くも減らされています。本体のデザインは現行のAQUOSスマートフォンと同じメタルを強調したデザインとなり、薄型化しました。
京セラ製タフネスモデル「S2」
もう1機種は「S2」です。こちらは京セラが製造を担当しています。
主なスペックは、Android 7.0 Nougat、5.0インチHD(1,280×720)液晶ディスプレイ、Snapdragon425 MSM8917プロセッサ、2GBメモリ、16GB内蔵ストレージ、microSDカード対応、背面1,300万画素/前面200万画素カメラ、2,300mAhバッテリー、最大112.5Mbps/37.5Mbpsモバイル通信、IEEE802.11 b/g/n Wi-Fi、Bluetooth4.2、IPX5/IPX7防水、IP5X防塵など。本体サイズは約69×143×8.0mm、重さは約134g。
京セラ得意のタフネスモデルとなっていて、防水・防塵はもちろん、米国国防総省基準MIL-STD-810Gにおける規格に準拠した耐衝撃性能を備え、落としても壊れにくくなっています。また、ぬれた手や手袋を着けた手でも操作できるディスプレイや、赤外線通信、歩数計も搭載されています。
発売はS1が先。価格は未定
発売予定時期はS1が2月下旬、S2が3月上旬となっています。価格はいまのところどちらも未定です。
情報元:ソフトバンク(1/2)