Googleの自動車向けアプリ「Android Auto」が、アプリ単体での利用に対応しました。対応車や対応カーナビを導入することなく、スマートフォンだけでAndroid Autoが使えるようになりました。
「Android Auto」は、スマートフォンを自動車に搭載されたカーナビなどの装置に繋いでさまざまな機能を使えるようにするシステムです。ナビや通話、音楽、ラジオなど、運転する人に求められる情報やコンテンツを車載向けのユーザーインターフェースで利用できます。音声でコントロールできるのも特徴のひとつです。
日本では7月より提供が開始となりましたが、利用するにはAndroid Autoに対応する自動車、または対応するカーナビシステムの導入が必要で、敷居が高いのがネックでした。
今回、Android Autoのアプリがアップデートしたことにより、車載機器に接続しなくても、アプリ単体でAndroid Autoが動くようになりました。スマートフォンを車載ホルダーでダッシュボードなどに固定すれば、あとはアプリを起動するだけでAndroid Autoの機能が使えます。
Bluetoothを使って車載機器やFMトランスミッターなどを接続している場合は、車に乗り込んだときに自動でAndroid Autoアプリが起動するようになります。ボイスコマンドによるハンズフリー対応も近々予定されています。
また今回のアップデートでより多くのAndroid Auto対応アプリが使えるようになりました。Google PlayストアにはSpotify、Amazon Music、WhatsApp、Skypeなどのアプリが並べられています。
Android AutoはAndroid 5.0以降を搭載したスマートフォンに対応しています。