iPhoneの新モデル「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」が明日9月16日から世界25カ国以上で発売されます。日本でもNTTドコモ、au、ソフトバンクが発売します。
今回のiPhoneには、特に日本のユーザーにメリットの大きい進化がありました。防水・防塵と、FeliCaへの対応です。
最新の国内メーカー製スマホよりも防水性能は少し劣るものの、IP67等級の防水・防塵に対応したことにより、たとえば雨が降っている時だったり、キッチンなどの水回りでの使用時に、水没を過度に心配する必要がなくなりました。
そしてFeliCaへの対応です。SuicaやiD、QUICPayが使えるすべての店舗で、Apple Payを使った”かざすだけの決済”が可能になります。Apple Payの国内サービス開始は10月。10月下旬に予定されているアップデートでFeliCaのサービスが使えるようになります。
このほかに大きく変わったところと言えば、ホームボタンが物理的なボタンではなく感圧式のセンサーになったことや、ステレオスピーカーが内蔵されたこと、本体からイヤホン端子がなくなり同梱のイヤホンがLightning端子接続になったことです。イヤホン端子の撤廃については、手持ちのイヤホンが引き続き使えるようにとLightning端子を従来のイヤホン端子に変換するアダプタが同梱されるので、とりあえずは心配は要りません。
カメラは画素数こそ変わりませんが画像信号プロセッサが進化し、レンズもより明るいF1.8のものが採用されました。光学手ブレ補正はiPhone 7/7 Plusの両方に搭載されました。フロントカメラは画素数と色域が向上しました。
iPhone 7 PlusにはiPhone 7と同じカメラに1,200万画素の望遠カメラを加えた「デュアルカメラ」が搭載されました。光学2倍ズームによって極めてシャープなズーム撮影ができ、デジタルズームと組み合わせれば最大10倍(動画は6倍)のズームが可能です。
また今年中に提供されるアップデートによって、デュアルカメラを使って被写界深度エフェクトのある画像を撮ることができるようになります。一眼レフカメラのようなボケ味の効いた美しい人物写真などが撮れます。
プロセッサは高性能コア×2と低消費電力コア×2のクアッドコア構成になった「Apple A10 Fusionチップ」を搭載したことによって、処理性能が向上しつつ、消費電力は下がっています。処理速度はiPhone 6比で2倍に、駆動時間は最長2時間(plusの方は1時間)伸びたとAppleは言っています。ストレージ容量のバリエーションは32GB、128GB、256GBになりました。
本体は少し軽くなったくらいでサイズはほとんど変化がなく、パット見の外観もほぼ同じです。黒系等のカラーが刷新されて、マットな質感の「ブラック」と光沢のある「ジェットブラック」の2色が用意されました。シルバー、ゴールド、ローズゴールドも引き続きあります。
情報元:Apple