カシオが、スマートフォンやタブレットを使った電子書籍化支援システム「BOOK TURNER(ブックターナー)」を発表しました。
法人向けの製品となっていて、それも官公庁や一部の教育機関に限定しての販売となるそうです。残念ながら個人が購入することはできません。価格も税込10万円前後と高額です。
スマートフォンやタブレットのカメラで1ページずつ撮影し、PDFまたはJPEG画像として保存することで電子書籍化する仕組みです。本を裁断する必要がなく、また自動でページをめくって押さえておく機構が備わっているので、手間と時間を省略できます。ページめくりの最大速度は毎分30ページ。めくったぺージにエアーを当てることでページが戻ることを防ぎます。
撮影モードには「自動モード」、「半自動モード」、「手動モード」の3タイプが用意されていて、本の状態にあわせて使い分けることができます。スマートフォン・タブレットには専用アプリをインストールし、ブックターナー本体とWi-Fi接続しておくことで撮影を制御でき、トリミングや各種補正、PDF・画像化もアプリから行います。
対応OSはiOS8以上。Androidへの対応は今のところ未定です。スマートフォン・タブレットには500万画素以上の背面カメラと5GB以上のストレージ空き容量が必要です。
厚さ35mm以下(ただしA4サイズは20mm以下)で、表紙は厚さ3mm以下(ただしA4サイズは2mm以下)の、文庫本サイズ~A4サイズの書籍に対応しています。
電子書籍化支援システム BOOK TURNER(ブックターナー) | CASIO
http://web.casio.jp/bookturner/
経由:ケータイWatch