サムスンが去る12月8日に都内で新製品発表会を開催し、日本向けの新製品をいくつか発表しています。
発表されたのはAndroidスマートフォン「Galaxy A8」と、新型スマートウォッチ「Gear S2」および「Gear S2 classic」、ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」の、3製品4モデルです。
別記事で紹介したとおり、「Galaxy A8」は12月18日にau KDDIから発売されます。「Gear S2」「Gear S2 classic」はドコモ、au、家電量販店、Amazon.co.jpから、「Gear VR」は家電量販店とAmazon.co.jpで販売されます。いずれも発売日は12月18日です。
Gear S2/Gear S2 classic
今年のIFAで発表されたサムスンの新型スマートウォッチです。Android WearではなくTizenベースの独自OSを搭載していてるのが特徴で、3G対応モデルではモバイル通信により単体での操作や音声通話が可能です。
今回日本で発売されるものは3Gに非対応の「Bluetooth版」です。使い方としては基本的に一般的なスマートウォッチと同じで、スマートフォンとBluetoothで接続して通知やメッセージ、ニュースなどを手元で確認したり、搭載された各種センサーによって活動量計、トレーニング補助として使います。また300曲ほどの音楽データを保存でき、Bluetoothヘッドホンを使って単体での音楽再生が可能です。
Gear S2/Gear S2 classicではシリーズで初めて円形のディスプレイが採用されビジュアルが向上したほか、ディスプレイ周りの枠(ベゼル)を回して操作する新しいユーザーインターフェースが採用されました。タッチ操作ももちろん可能です。
また従来のGearシリーズはサムスン製のスマートフォンにしか対応していませんでしたが、Gear S2/Gear S2 classicでは対応機種が他社のスマートフォンにも拡大。国内外で発売・販売中のソニーXperia、シャープAQUOS、富士通ARROS、その他京セラ、HTC、モトローラ、LG、ファーウェイなどの端末に対応しました。必要スペックはAndroid4.4以上、RAM1.5GB以上となっています。
Gear S2とGear S2 classicの違いは外観と筐体サイズ・重量の違いのみです。classicはやや小型・軽量で、より腕時計に近いクラシカルなデザインとなっています。どちらも1.2インチ360×360ドット円形Super AMOLEDディスプレイ、Exynos 3250プロセッサ、512MB RAM、4GBストレージ、250mAhバッテリーを搭載します。通信機能はWi-Fi、IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth4.1、NFC。センサーは加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、気圧センサー、照度センサーを搭載しています。
本体サイズ・重量は、Gear S2が42.3×49.8×11.4mm・47g、Gear S2 classicが39.9×43.6×11.4mm・42g。カラーはGear S2がダークグレーとシルバーの2色。ドコモとauではダークグレーのみが販売されます。Gear S2 classicはブラック1色のみ用意されます。
価格はGear S2が税込42,984円、Gear S2 classicが税込49,464円です。(ドコモオンラインショップでの販売価格)
Gear VR
サムスンの最新スマートフォン「Galaxy S6/S6 edge」を装着して使うヘッドマウントディスプレイです。国内で5月に発売された「Gear VR Innovator Edition for Galaxy S6」をベースに、コンシューマー向けに開発されたモデルとなっていて、価格が1万円台になり買いやすくなりました。また本体は軽量化され、タッチパッドはタッチ面の拡大と凹凸処理が施されて操作性も向上しました。
ゲームや映画、スポーツ、ライブ映像などのVRコンテンツをワイヤレスで楽しむことができます。ジャイロ・加速度・近接センサーで頭部の動きをトラッキングすることで、GoogleのCardboardのような簡易的な製品に比べて映像酔いがしにくくなっています。
価格は税込14,900円程度です。
情報元:サムスン