米Mozillaが11月10日にFirefox OSの最新バージョン「Firefox OS 2.5」をリリースしましたが、あわせてFirefox OSを体験できるAndroid向けアプリ「Firefox OS 2.5 Developer Preview」の配布も開始しています。ダウンロードや利用は無料です。ただし現在のビルドではARMベースの端末でのみ動作し、x86端末では動作しません。
アプリダウンロード
※インストールするにはあらかじめ端末のセキュリティ設定にて「提供元不明のアプリ」の項目をONにしておく必要があります。
「Firefox OS 2.5 Developer Preview」は、Androidのホーム画面としてFirefox OSを体験できるアプリです。手持ちのAndroid端末にインストールして、常時使用するホームアプリとして設定するだけで、ハードウェアをフラッシュせずともFirefox OSのUIやWebアプリ、各種機能などを試すことができます。
本来、最新バージョンのFirefox OSを試用できるのはFlameなどの一部の端末に限られます。Android端末のOS全体をFirefox OSに入れ替えてしまうことも可能ですが、入れ替え後はもちろんAndroid端末としては使えなくなりますし、ユーザーデータも失われます。またOSの入れ替えにはハードウェアが使えなくなる、俗に”文鎮化”と呼ばれる状態になってしまう危険性もあります。
Mozillaによると、「Firefox OS 2.5 Developer Preview」はAndroidのホーム画面をFirefox OSのGaia(UI)レイヤーで置き換えるだけなので、こういった問題は発生しないということです。またFirefox OSを試用しながらAndroidアプリもこれまでどおり使用できるということです。
ただしあくまでAndroid上で実行されるものであるため、Androidが置き換えを認めていないシステム機能については、Firefox OSに本来備わっているものを使うことができません。またこのアプリは実験的な製品であるため、バグがあるものと考えて試用して欲しいということです。
情報元:Mozilla