Xperia acroを触った感想

5月20日に東京有楽町にあるドコモスマートフォンラウンジと、原宿にあるKDDIデザイニングスタジオへ出向き、それぞれのXperia acroの実機を触ってきました。その時の感想を書きます。

平日だったためか展示場はさほど混んではいませんでした。しかし終始ホワイトカラーは誰かが触っていて、ホワイトの人気の高さがうかがえました。実は私はドコモだったらアクア、auだったらルビーに興味があったのですが、ホワイトを見た途端、そのシックさに思わず見とれてしまいました。カメラ周りに使われているブラックのアクセントが高級感を演出しているようです。

ブラックもマットでやわらかな感じが格好良いと思いました。これはだいぶ迷いそうですね。

外観を動画に収めてきました。

arcとの外観の比較ですが、やはり寸法通り太くなっています。手に持った瞬間に違いを感じました。しかし持ちにくくはないです。やや丸みを帯びたラウンドフォルムなので逆に握ったときには手によくフィットします。重さも手で持った感じでは大差ないと感じました。ポケットに入れたりすると違いが目立つかも知れません。

電源ボタンのサイズがやや大きくなっていて押しやすくなっていました。また、カメラのシャッターボタンもサイズこそ変わらないものの角が取られていて押しやすくなっていました。逆に、ボリュームボタンがarcよりも突起が少なく、やや押しにくくなったかなと感じました。ストラップホールの形状が変化していました。新しい壁紙が何個か追加されていました。arcはリアカバーがギシギシ鳴りますがacroではそのようなことはありませんでした。

動作面ですが、もうXperia arcそのものでした。余計なアプリが入っていない分、よりサクサクで安定しているように感じましたが、使っているうちにたぶん現在使っているarcと変わらない動作になってくるんだろうな、と思いました。ハードウェアが同一なので当然なんですけどね。他の夏モデルラインナップと比べても優秀だと思います。基本的にarcの流れを踏襲しているので、ソフトウェアのチューニングはだいぶ進んでいるのだと思われます。

Quadrantを使ってベンチマークテストをしてみました。1度目の計測では1311と振るわなかったですが、2度目には1630という良い値が出ました。手持ちのarcでも大体1600くらいなので、やっぱり差はほとんど無いみたいです。

基本動作の動画も撮ってきました。SO-02Cのものですが、IS11Sも同じと思ってもらっていいと思います。

写真は撮れませんでしたがワンセグも綺麗に映っていました。ワンセグのアンテナは先に向かって太くなるちょっと変わった形状ですが、360度向きを調整出来る点が良いと思いました。他の夏モデルでは2方向にしか動かないものもあります。

総評

動作の快適さはXperia arcと同じと思って良いと思います。本当にarcにワンセグ、おサイフケータイ、赤外線を搭載したものという印象です。

気になっていた外観ですが、個人的には全然アリです。arcの方がデザインに深みがありますが、たかだかケータイにそこまでデザインを追求しないというのであればもはや何の問題でもありません。

夏モデルラインナップの中での比較ですが、他と違いが際立つのがやはり画面の綺麗さです。写真を撮っても非常に綺麗に見えます。Galaxy S IIの有機ELにも負けてないと思います。まるでスクリーン上に直接描かれているような錯覚に陥るほどです。動作面でも優秀だと思います。流石にGalaxy S IIにはかないませんが、その他の機種の中では比較的サクサク・ヌルヌルと動いていたように感じます。

バッテリー容量が1,500mAhで電池持ちも恐らく悪く無いでしょうし、全方位から見て高い水準を保った機種だと思いました。

写真