ドコモは4月28日、「ARROWS NX F-04G」の販売を一時停止すると発表しました。
「ARROWS NX F-04G」は、ドコモが2015年夏モデルとして5月に発売した富士通製のAndroidスマートフォンです。WQHD解像度の高精細ディスプレイなどを搭載するハイスペックなモデルで、機能においても「虹彩認証」機能や「TransferJet」をスマートフォンとしては世界ではじめて搭載し、多機能な点がアピールされていました。今回、この機種の販売が一時的に停止されることになりました。
ドコモは販売停止の理由について、本機種において「カメラが起動できない」「電源が入らない」「再起動を繰り返す」「画面の表示が乱れる」などの事象が発生する場合があることが確認されたためとしています。原因は基板部分の接続不良です。
該当の事象が発生したユーザーには、ドコモショップにて故障修理を受付けると案内しています。
かつて富士通製(富士通東芝時代含め)のAndroidスマートフォンは不具合が非常に多いということで酷評されていた時期もありましたが、ここ最近の機種ではクリティカルな不具合の報告もなく、品質評価は回復に向かっていたところでした。しかし皮肉にも、過去最大に力を入れた新機種でまたひとつ黒歴史が作られてしまいました。
情報元:NTTドコモ