ドコモは7月15日、サーバー証明書の切り替えにより今後、ドコモの携帯電話やスマートフォンの一部機種において、暗号化通信を利用している一部サイトの利用ができなくなる可能性があると案内しています。
オンラインショップなどのサイトでは通信の内容を保護するために暗号化通信が利用されていますが、ガイドラインを策定しているCA/Browser Forumが「2016年1月1日以降はSHA-1証明書を発行してはならない」という指針を出したことにより、暗号化通信を利用しているサイトでは今後、SHA-1証明書からSHA-2証明書へ切り替えるケースが発生するといいます。
このため、SHA-2に対応していない一部のドコモ ケータイ(スマートフォンなど含む)では、SHA-2証明書へ切り替えたサイトへのアクセスができなくなります。
影響を受ける機種は以下のとおりです。
docomo STYLE series
F-02A、F-08A、L-01B、L-01C、L-02B、L-03A、L-03B、L-04A、L-04B、L-10C
N-02A、N-03A、N-03B、N-05A、N-06B、N-08A
P-02A、P-03A、P-06A、P-08A、P-10A
SH-02A、SH-02B、SH-02B marimekko、SH-04B、SH-05A、SH-05B、SH-06B、SH-08A、SH-08B
docomo PRIME series
F-01A、F-03A、F-09A、L-01A、L-06A
N-01A、N-06A、N-07A、P-01A、P-07A
SH-01A、SH-01B、SH-03A、SH-06A
docomo SMART series
F-04A、N-04A、N-09A、P-04A、P-05A、P-09A、SH-09B
docomo PRO series
L-03C、SH-03B、SH-04A、SH-07A
コンセプトモデル
SH-06A NERV
ドコモ らくらくホンシリーズ
全機種
その他
F-05A、F-06A
900i~906i全機種、800i~852i全機種、700i~706i全機種、600i~602i全機種
FOMA 2001~2701全機種
このうち、らくらくホンシリーズのらくらくホンベーシック4(F-01G)、らくらくホン8(F-08F)、らくらくホンベーシック3(F-08C)、らくらくホン7(F-09B)の4機種については、2015年度内を目処にソフトウェアアップデートが提供され、本事象への対応が行われます。この際、あわせて暗号化プロトコル「TLS1.0」への対応も行われます。
なお、証明書の切り替えタイミングはサイトによってまちまちであるため、事前に知りたい場合は各サイトへ問い合わせる必要があります。
情報元:NTTドコモ