Twitterでもつぶやきましたが、ドコモのGalaxy S6 SC-05Gのモニターキャンペーンに当選して1か月のあいだ試用できることになりましたので、これから何回かに分けてレビュー記事を投稿していきたいと思います。今回は外観編です。
全体のフォルムは従来モデルからあまり変わっていなくて、四隅がほどよく丸まった手に収まりやすい形状となっています。
今作では背面がガラスになり、よりフラットな形状になりましたが、ガラスのエッジ部分がラウンドしていて側面と滑らかにつながっているので、握っても角々しい不快な感じはしません。また、ガラスだからといって滑りやすいという心配もなさそうです。
なお、リアパネルは取り外しができず、バッテリーの付け替えもできなくなりました。
フレーム部はメタルとなっていて、これまでのような安っぽさが完全になくなりました。厚さはiPhone 6 / 6 plusよりもわずかに薄い6.8mm。こちらもラウンドしているので、握り心地は悪くありません。
ボリュームボタンはUPとDOWNが分離されました。ボタン類もメタルなので本当に高級感が出ましたね。UPとDOWN、どちらともカメラのシャッターボタンとして使えます。
反対側には電源ボタンとSIMカードスロットがあります。microSDカードには非対応なので、カードスロットはありません。
底面にはmicroUSB端子、オーディオジャック、スピーカー、マイクがあります。microUSB端子は防水・防塵に非対応になったことでむき出しになっています。上面には赤外線ポートとセカンドマイクがあります。
ディスプレイ上方にはフロントカメラやセンサー類、受話口があります。そしてdocomoロゴ。au版と同じように背面に入れて欲しかったですね。せっかく端末自体のデザイン性が向上したのに、それを台無しにしているようで本当に残念です。
ディスプレイの下には従来モデルと同様に、ホームボタンと、その両脇にアプリ履歴ボタン、戻るボタンがあります。ホームボタンには指紋センサーが内蔵されています。
アプリ履歴ボタンと戻るボタンはタッチセンサー式となっていて、タッチするとバックライトが光ります。外光下ではライトが見えないこともあります。
メインカメラ部分は台形状になっていてかなり出っ張っています。四角く大きいので背面を下にしてテーブルなどに置いたときにもそれなりの安定感はありますが、それでもガタガタと傾くことがあります。またエッジ部分はメタルで引っかき傷に弱く、置き場所の素材によっては目立つ傷が付くことがあります。形状と大きさ、素材など、カメラ周りのデザインには改善の余地が残されているように感じます。
カメラの右横にはフラッシュと心拍数センサーがあります。
今回レビューに使用した端末のカラーは「Gold Platinum」です。ベージュに近い品のある色味で好感が持てます。ガラスの下には光学フィルムが配されていて、光を乱反射させていろいろな色に変化するような仕組みになっています。
角度や光の加減によって透明なガラスのように見えるときもあれば、強い光をあてることで下の写真のように青黒く見えることもあります。全体的に光沢感が強くギラギラしているので好みは分かれるかもしれません。私は嫌いではありません。
総評としては、スピーカーのデザインやジャック類の配置などiPhone 5 / 5sに強くインスパイアされた感は否めませんが、ガラスやメタル素材を採用してこれまでの安っぽい印象を激的に変えつつも、フォルムやボタンの配置など従来モデルからの使い勝手は保たれており、全体的によくまとめられたデザインだと感じました。