ドコモは3月2日、スマートフォンのSIM情報を、機器同士のタッチだけで子機に切り替えるAndroid向けアプリ「ポータブルSIMアプリ」を開発したと発表しています。
昨年6月にドコモが開発したカード型の小型認証デバイス「ポータブルSIM」と同等の機能をソフトウェア(アプリ)で実現したものです。SIMカードが挿入されている親機のSIM情報を、このアプリを介してNFCとBluetoothで子機に送信することで、SIMカードが挿入されていない子機側で電話やメールなどの携帯電話機能を利用することができるようになります。SIM情報の送信は、機器同士のタッチを契機に行われます。
「ポータブルSIM」機能を使うことで、1つの電話番号を複数の端末間で切り替えて利用したり、カーナビ等のIoT機器でスマートフォンで利用しているクラウドサービスを引き継いで利用するといったことが可能となります。
「ポータブルSIMアプリ」を利用可能するには、Qualcommが新開発した制御用ソフトウェアとの連携が必要となります。制御用ソフトウェアを搭載したQualcomm製チップセットは、今夏発売される予定とのことです。
情報元:NTTドコモ