Qualcommは現地時間2月2日、モバイル向けSoCの最上位モデル「Snapdragon 810」を搭載したモバイル端末が、現時点で60機種以上開発されていることを明らかにしました。これらの端末は今後数週間から数ヶ月以内に各メーカーから発表される見通しだとしています。
Snapdragon 810を搭載する端末としてはすでにLGが「LG G Flex 2」を、Xiaomiが「Mi Note Pro」を発表していますが、これらを含め60以上の端末が現在開発されているといいます。具体的にMotorola、ソニーモバイル、OPPO、Microsoftの4メーカーが挙げられており、ソニーモバイルは今年の後半にSnapdragon 810を搭載したXperiaをリリースすることを示唆するコメントをしています。また、Microsoftも同チップセットを搭載したLumiaを開発中であることを明らかにしています。
注目すべきはSnapdragon 810を搭載するXperiaが今年後半までリリースされないことが明らかになった事でしょうか。ソニーモバイルは次期フラグシップ(Xperia Z4)を来月にも発表すると見られていますが、これがSnapdragon 810を搭載しないことが決定してしまったことになります。現行のXperia Z3がSnapdragon 801を搭載しているので、Z4にはSnapdragon 805が搭載されるのかもしれません。
もうひとつ注目したいのは、今回挙げられた開発メーカーの中にSamsungが入っていないことです。GALAXY Sシリーズでは常にSnapdragonの最上位モデルを採用し続けてきたSamsungですが、報道のとおり次期モデル(GALAXY S6)ではSnapdragonを採用せず、自社開発のExynosを採用する線が濃厚となりました。
情報元:Qualcomm