日本通信とVAIO株式会社は12月25日、MSP事業に関し協業することで合意したと発表しました。来月にもVAIOブランドのスマートフォンを日本市場に投入するプロジェクトをすでに進めており、具体的な製品概要については、発売を決定した段階で改めて発表するとしています。
VAIO株式会社は、2014年7月1日にVAIOブランドとPC事業がソニーから譲渡されたことに伴い設立された会社です。MVNOとして通信サービスを提供する日本通信と協業し、スマートフォン市場に参入します。出身母体のソニーとは今後競合の関係となります。
新製品の詳細は発表されていませんが、日本経済新聞の報道によれば、端末はVAIOと日本通信が共同で企画・開発。生産はEMS（電子機器の製造受託サービス）が手掛ける。ディスプレイサイズは5インチ前後で、OSにはAndroidを採用するということです。
2015年5月以降は端末のSIMロック解除が義務付けられることに伴いMVNOへの乗り換えが進むとみられており、VAIOは、デザイン性に優れた割安なスマートフォンを発売すれば、後発でも需要を取り込めると判断したとのことです。
