KDDIは10月27日、2014年12月初旬より次世代音声通話サービス「au VoLTE」の提供を開始すると発表しました。料金、対応エリアは、現在の4G LTEスマートフォン向けのものと共通。同日発表されたAndroidスマートフォン「isai VL LGV31」、「URBANO V01」から対応し、対応機種は順次拡大する予定としています。
VoLTEは、LTEネットワークを使い音声通話を実現する新しい音声通話サービスです。従来の回線交換方式による通話に比べ音声周波数帯域が広いため、高音域をクリアに表現することができ、より高音質な通話が可能となります。また、3Gネットワークへの切り替えが不要なので、以前よりも短時間での発着信が可能となります。
さらに、音声パケット優先制御を行うことにより接続安定性が向上。VoLTEによる音声通話と同時にWEB閲覧、メールの送受信、地図閲覧などのデータ通信を同時に利用することも可能となります。
VoLTEを活用した新サービスも提供されます。ひとつは「シンクコール」で、VoLTEによる音声通話中にスマートフォンの画面を相手のスマートフォンに表示したり、カメラで映している映像を中継したり、位置情報を共有したりできます。もうひとつは「ボイスパーティー」で、発信者を含めて最大30人と同時に通話することができます。遠く離れた家族や友人との会話や、ビジネスシーンなどでの活用が想定されています。
情報元:KDDI