ジャストシステムと富士通は4月24日、スマートフォン向けの日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS(スーパー エイトック ウルティアス)」を共同で開発したと発表しました。富士通は、本システムをスマートフォンなどのデバイスに搭載し、順次提供していくとしています。
パソコン版「ATOK」相当の推測エンジンや登録語彙数を搭載し、これまでにない最高レベルの文字入力を実現したと紹介しています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 変換機能の強化
- 文脈や単語を読み取り、適切に変換
- 打ち間違えを修正して適切な候補を表示
- アプリに合わせて予測変換候補を表示
- 日本語から英語への変換
- 同音異義語の解説を表示
- 学習履歴をより長期間活用可能に
- 豊富な語彙数
- 珍しい読みの漢字や著名人の人名を変換
- 町名や郵便番号から住所を入力
- 最旬ワードを辞書に自動追加
- 方言辞書を搭載
- 独自の文字入力支援機能
- 6種類のキー配列のキーボードを搭載
- フリック入力を学習するモードを搭載
変換においては、入力した言葉にあわせて次に入力する言葉を予測し、自動で表示します。たとえば「友達が」と入力すれば「多い」や「出来ない」などの候補が表示され、「友達を」と入力すれば「作る」や「作」といった言葉が表示されます。
また、文章の文脈や文節、単語を読み取って判定し、適切な漢字に変換します。同じ「せいかく」という入力をしても、直前の単語が「計算が」であれば「正確」と変換し、「気の強い」であれば「性格」と変換します。
語彙はこれまでに富士通製スマートフォンに標準搭載された日本語入力システムの中で最大クラスの数を搭載。珍しい漢字や人名の変換はもちろん、町名・郵便番号からの住所入力、最旬ワードの自動追加、方言辞書などが使えます。
キーボードはケータイ風のキーボードを含む6種類が用意され、iモードケータイや他社製スマートフォンから機種変更した際でも快適に文字入力が行えると紹介されています。
情報元:富士通