KDDIは4月21日、次世代高速通信規格「LTE-Advanced」の技術のひとつである「キャリアアグリゲーション」を今夏を目処に国内で初めて導入すると発表しました。
キャリアグリゲーションは、複数の周波数帯で同時にLTEのデータ通信を可能とするもので、導入することでLTE通信の高速化と安定化が図られます。
今回KDDIは、800MHzの10MHz帯域と2.1GHzの10MHz帯域を重ねることにより受信の通信速度最大150Mbpsを実現します。これにより、これまでは郊外を中心に2.1GHz帯で提供されてきた150Mbpsのサービスがエリアを広げ、都心部を含め広く利用できるようになります。
また、2つの周波数で同時に通信が可能になるため、片方の周波数の電波状況が悪く速度が低下した場合でも、もう一方の周波数で通信速度を補うことができ、より安定した高速通信が期待できます。
対応エリアはキャリアアグリゲーション導入時で2.1GHz帯含めて約2,500地点。2015年3月末には全国約20,000地点まで一気に拡大するとしています。
なお、利用するにはキャリアアグリゲーションに対応したauスマートフォンが必要です。対応機種は2014年夏モデルで数機種が発表される見込みです。
情報元：KDDI
