エプソンがAndroid4.0を搭載したメガネ型のウェアラブルデバイス「MOVERIO(モベリオ) BT-200/BT-200AV」を国内で4月24日に発売すると発表しています。市場想定価格はBT-200が60,000円台後半、BT-200AVが80,000円台後半です。
いわゆる「スマートグラス」などと呼ばれているメガネ型のウェアラブルデバイスで、メガネのレンズ部分に表示される映像(2D/3D)をシースルーで見ながら周囲の景色も同時に見ることができるというものです。映像は遠くを見るほど大きく見え、5m先なら80型相当、10m先なら160型相当、20m先なら320型相当の大画面で表示されます。操作は専用のコントローラーでタッチ操作により行います。
メモリカードに保存された映像の視聴のほか、ミラーリングに対応しているため、Miracast対応のAndroidスマートフォンなどの写真や動画などをそのままモベリオで表示できます。また、HDMI接続用アダプターを同梱した「BT-200AV」なら、アダプターを介してHDMI対応のブルーレイ/DVDレコーダーやテレビなどと接続し、ブルーレイディスクやDVD、録画した番組、放映中の番組などを無線でモベリオで表示できます。
このほか、OSにAndroid4.0プラットフォームを搭載しており、Wi-Fi接続により単体でのウェブサイトやメールの閲覧、音楽、写真、カレンダー、カメラなどの利用が可能。さらにジャイロ、加速度、地磁気、GPS機能、マイク入力機能、Bluetoothに対応しており、これらにより、たとえばAR(拡張現実)を用いたゲームを目の前の大画面でプレイするといったユニークな体験が可能となっています。対応アプリは専用のダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」で提供されるほか、自分自身がアプリを開発し、制作したアプリを一般に公開することもできます。
本製品は2011年に発売された現行機「BT-100」の後継機にあたりますが、大幅な軽量化とともに画面の明るさも向上しています。また、「Dolby Digital Plus」の採用により音質も向上しています。さらに、スマートフォンやタブレットでおなじみの画面拡大・縮小・スクロールといったスムーズな操作性など、使いやすさも向上しています。
MOVERIO BT-200AV/BT-200 | 製品情報 | エプソン
情報元:エプソン