先日行われたソニーモバイル主催の「Xperia アンバサダー・ミーティング」でお借りした「Xperia Z Ultra」のレビュー記事です。第1回目の今回は、Xperia Z Ultraの外観デザインと、携帯性・持ちやすさについて、感想をお伝えしたいと思います。
はじめに
Xperia Z Ultraは6.4インチディスプレイを搭載したソニーモバイル製Android端末です。国内ではWi-Fi版とLTE版の2種類が発売されており、Wi-Fi版の「SGP412JP」はタブレット、LTE版の「SOL24」はスマートフォンに分類されています。つまり、Wi-Fi版は”小型のタブレット”として、LTE版は”大型のスマートフォン”として評価されることになります。
今回のレビューではLTE版である「Xperia Z Ultra SOL24」を使用しています。レビューではできるだけ両方の視点から感想を述べるようにしていますが、ときどきスマートフォンの視点でのみ感想を述べることがあります。また、使用している端末は開発版であるため、製品版と一部仕様が異なる場合があります。これらの点にご留意ください。
Xperia Z Ultraのイベント・レビュー記事
外観デザイン
Xperia ZやZ1、Z1 fなどと同じで、シーンや使い方、持ち方を問わず最適なバランスで使えるという”オムニバランスデザイン”でデザインされています。
前面・背面ともに素材はガラスで、凹凸のないすっきりとしたデザインです。ソリッド感があり、本当に”一枚のガラス板”という印象を受けます。手触りも良い。
側面フレーム部はアルミの削り出しとなっています。ヘアライン模様がとってもクール。そして何より非常に薄い。この薄さは感動的です。
フレームを金属にすることで一定の強度が保たれているとのことですが、両端を持ってグイグイやると簡単にたわみます。思わぬ破損に対してちょっとだけ恐怖感があります。
上側面にはノイズキャンセリング用のセカンドマイクがあります。
下側面にはスピーカーとストラップホール。
電源キーとボリュームキー周辺です。アルミの質感に銀色の電源キーがよく映えます。
microSDカード&SIMカードスロット周辺。爪でひっかけて開くタイプのカバーが付いています。オーディオジャックはキャップレス防水になっています。
microUSB接続端子。同じくカバーが付いています。
右下コーナーにはストラップホールがあります。片手操作時などはリングストラップがあると安心です。
卓上ホルダ用接続端子。マグネット式で置くだけで固定されます。
前面上部。緑の丸は通知LED。
前面下部。受話口、送話口ともにメッシュ状のデザインになっています。
背面上部。LTE版にはカメラレンズの左横に赤外線ポートがあります。また、そのすぐ下にはフェリカマークもあります。
背面下部。LTE版には「au SOL24」の文字。キャリアのロゴはここだけです。
大きさ・重さ比較
Xperia Z Ultraは6.4インチディスプレイを搭載しています。スマートフォンとして考えれば規格外に大きいですが、タブレットとして考えれば逆に最小クラスになってきます。
5インチのNexus 5との比較。やはり”電話するための端末”と考えてしまうと大き過ぎる印象。重さはZ Ultraの214g(Wi-Fi版は212g)に対し、Nexus 5は130g。
一方、7インチタブレットのNexus 7(2013モデル)と比べると、コンパクトで携帯しやすいタブレットだなぁという感想に変わります。Nexus 7の重さは290g(Wi-Fiモデル)。
写真では厚さにさほど違いが無いようにも見えますが、実際に持ち比べてみると、体感で容積が3倍くらい違うように感じます。タブレットはその大きさや重さから、どうしてもリビングや寝室などに置きっぱなしにしがちですが、Z Ultraならスマートフォンのように常に携帯して抵抗の無いサイズ感なので、活躍の頻度は一般的なタブレットの比ではありません。この辺りが本機種の1番の強みになってくると思います。
ちなみにiPhone 4Sと比べるとこんな感じ。iPhone 4Sの重さは140g。
横幅は92mmで、これは国際的にある程度サイズが決められているパスポートの横幅にほぼ一致します。
文庫本との比較。約400ページの文庫本の重さは大体210gくらいとZ Ultraとほぼ同じなので、小説を1冊持ち歩くような感じと考えればイメージがしやすいと思います。
次はコミックとの比較。縦幅がほぼ一致します。200ページのコミック1冊の重さは約160g。
厚さは3分の1くらいでしょうか。この中に何百冊分のデータが収まる訳ですから、そう考えると凄いことだと実感します。
新書本とは大きさも重さも比べるべくもありません。
持ちやすさ
パスポートサイズということで片手でがっちりホールドできます。タブレットだとこうはいきません。
持ち運ぶときは、こんな風に本を持つような持ち方になることもしばしば。この方が楽に持てます。
ズボンの前ポケットにはぎりぎり全体が収まりる感じ。柔らかい生地のズボンならこのまま屈伸してしゃがみ込むこともできます。ただし、体育座りをするときは落下しやすいので注意です。
普段はお尻のポケットに入れておくのが無難でしょうか。全部は収まりませんが十分安定し、しまったり取り出したりするのも楽です。ただし座る時には要注意。このまま椅子に体重をかけると折れ曲がってしまう恐れがあります。
一般的なスマートフォンと比べると流石に携帯性は落ちますが、使い続けると不思議とこれで普通に感じてくるものです。普段スマートフォンをバッグに入れて持ち運ぶという方ならなおさらでしょう。ただ、頻繁に出し入れするのは無意識のうちにも億劫に感じているようで、Z Ultraで時計を見る頻度は下がりました。
片手操作について
用途にもよりますが、基本的に片手での操作は難儀です。
画面下側のナビゲーションキーを操作するには、ここまで握る位置を下げる必要があります。
逆に、通知バーを下ろすなど画面上側を操作しようとすると、一旦握り直しのうえ、親指をぐいっと伸ばす必要があります。
こういった”握り直し”が頻繁に必要になってくるので、片手操作はどうしても安定しません。
ただし、本を読むなど操作が単純で且つ広範囲でない場合は、片手でも十分に対応できます。また、操作キーを画面上の任意の場所に表示するような便利アプリを使うことで、ある程度片手操作に耐えうる環境を作ることもできそうです。
次回以降はシーンごとの使い勝手をレビューしていく予定なので、それぞれのシーンで片手操作でどこまで対応可能かをお伝えできればと思っています。
Xperia Z Ultraサロン
http://www.sony.jp/tablet/Z_ultra_salon/
Xperia Z Ultra SOL24 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/au/sol24/
Xperia(TM) Z Ultra | Xperia(TM) Tablet | ソニー
http://www.sony.jp/tablet/products/Z_ultra/
初めて拝見させていただきました。
現在、iphone4sからこちらのファブレットへの変更を検討しているのですが、女性なのでサイズ感や使い方について気がかりでした。
お店の人にお伺いすると、大丈夫ですよ~といった返答しか返ってこないので、もう少しリアルな声を聞きたかったです。
ありがとうございました。
現在のiphone4sの状況が悪くかなり急ぎで取り換えが必要です。またブログ更新していただけるのを心待ちにしております!
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
少しはお役に立てたようでこちらもとても嬉しいです。
Z Ultraは1ヶ月間借りられることになっているので、定期的にレビュー記事を配信する予定です。(といってもあと2~3記事くらいを目標にしてますが・・・。)
また是非見に来てください!