Bluetoothの規格策定を行うBluetooth SIGが、最新バージョンとなる「Bluetooth4.1」を正式に発表しました。主に「共存」「接続性」「テータ転送」の3点が強化・改善されています。
まず、LTE通信と近い周波数帯で通信を行う場合、干渉の可能性を低減させるために自動調整する機能が追加されます。次に、再接続時間を設定することにより、機器同士が一旦離れて切断されても、また近づけるだけで自動的に再接続するようになります。また、より容量の大きなデータ転送も可能となります。
開発者向けにはBluetooth Smartの開発環境が拡張され、これによりBluetooth SmartデバイスとBluetooth Smart Radyの両方の振る舞いが可能となり、たとえばスマートウォッチがスマートフォンの周辺機器として動作している時に、心拍計からの情報をスマートウォッチへ転送するといったことが可能になります。
さらにIPv6通信をサポートし、Bluetooth Smart対応機器もIPv6を利用して直接通信することができるようになります。