NTTドコモは本日4月28日行われた2011年3月期の決算説明会の中で、高速通信規格LTEに対応したスマートフォンやタブレットを年内にも発売する方針であることを明らかにしました。
今秋にはLTE対応タブレット、今冬にはスマートフォンが登場する見込みです。また、夏にもLTE対応のモバイルWi-Fiルータがリリースされる予定です。
NTTドコモの提供するLTEサービスは、名称を「Xi(クロッシイ)」といいます。Xiは現行の「FOMA(フォーマ)」に取って代わる次世代の通信サービスで、下り速度は最大でFOMAの10倍に達します。
先日KDDIではLTEと肩を並べる次世代通信規格「WiMAX(ワイマックス)」に対応したアンドロイドスマートフォン「EVO WiMAX ISW11HT」を発売しましたが、あのような高速通信を可能とするタブレット・スマートフォンがドコモからも今年中に登場する予定だということです。
Xiの契約数は3月末時点でまだ2万6000しかありませんが、ドコモは2011年度中にこれを100万契約まで伸ばす計画です。そのために、新たなXi対応端末の投入と、提供エリア拡大を予定しているということです。
問題は料金ですが、KDDIのWiMAXは毎月の料金にプラス500円するだけで利用できる形で提供されていますので、恐らくドコモもこれに習って近い料金体系でリリースされることになるかと思います。そうなればFOMAからXiへのシフトは意外にも早いスパンで進んでいくことになるのかもしれません。
情報元:2011年3月期 決算説明会資料 (PDF)