米Motorolaは現地時間10月28日、「Project Ara」を発表しました。ユーザーがスマートフォンの外観や機能、コストなどを自由に選択できるようにする新しい取り組みです。
同社は今年8月、Androidスマートフォン「Moto X」の発表に合わせ、注文時にスマートフォン本体のデザインや壁紙などをカスタマイズできる「Moto Maker」をスタートさせています。「Project Ara」はこれをさらに進化させたものです。
”endoskeleton”と呼ばれる標準化されたフレームに、ディスプレイやキーボード、プロセッサ、バッテリーといったモジュールを組み合わせ、自分好みのスマートフォンを構築できるようにします。各モジュールは一度組み立てた後でも交換可能で、こうすることで現在のスマートフォンよりも大幅に長い間使い続けられる端末の実現も可能です。
「Project Ara」はオープンなハードウェアプラットフォームとしてスタートします。規格や仕様が公開されるため、ハードウェアメーカーにとって参入障壁が低くなり、開発時間も短縮できます。これはかつてAndroidがソフトウェアの分野で成し遂げたことであり、Motorolaは同じことをハードウェアの分野で実現したいと考えています。
今冬を目処に開発のための「Module Developer’s Kit (MDK)」が公開される予定です。
情報元:Motorola