ドコモから2014年1月発売予定の「AQUOS PHONE EX SH-02F」について、写真と動画を撮影してきましたので簡単なコメントを添えて紹介したいと思います。
まずは動画から。全2色の外観、および動作させているシーンを収めました。なお、動画中に表示されるホームアプリはドコモが今回新たに開発した「docomo LIVE UX」というアプリです。展示機が開発中の個体のため、シャープオリジナルの「3ラインホーム」はインストールされていませんでした。
外観は少し残念に感じました。先代のSH-04Eではスタイリッシュさを強調するサイドのシルバーラインや、イルミネーションが綺羅びやかな本体下部の透明パーツなど、非常に個性的で持つ者を魅了するところがありました。しかし今作では色味、塗装、形状、素材、全てにおいて特徴がなく、ぼやっとした印象のメリハリのない外観になってしまったと感じました。122gという軽さも逆にチープさを際立たせます。
しかしデザインについては個人の感じ方に寄るところが大きく、特に年齢や性別によって評価はかなり異なります。あまり派手過ぎずシンプルで、ケータイライクに気軽に使いたいという人には、こういったデザインもアリなのかなと思います。説明員にターゲットを聞いたところ今作では若者から中高年までターゲットの幅を広げたと言っていたので、万人に受け入れられるデザインを求めた結果なのだと思います。価格は発表されていませんが、割と買いやすい設定になるのかもしれません。
仮にデザインが気に入らないといった場合に、それをフォローする仕組みも用意されています。下の画像のようにリアカバーを取外し、オプションのユニークなデザインのカバーと交換することができます。色味だけではなく質感もガラリと変えてくれるようなカバーが登場すると、より楽しめると思います。ちなみにカバーは外せますが、ユーザーによるバッテリー交換はできません。
各部の説明です。
本体上部には電源ボタンとキャップレスのオーディオジャック、それにストラップホールがあります。個人的には電源ボタンが上部中央にあるのは操作しやすいと思います。
下部にはUSBポートがあります。こちらもキャップレスなのが嬉しいところ。
左側面に極小のボリュームボタンがあります。右側面にはなにもありません。
液晶は非常に精細で輝度も高く、また発色がナチュラルで好印象です。本体側面にセンサーが埋め込まれており、両サイドを持って持ちあげると画面がONになります。便利ですが、場合によってはうざったく感じることもあります。この機能はOFFにすることができます。
ナビゲーションキーは従来と変わらず、最近の機種では珍しい4つ構成。一番右は本来はアプリ履歴のキーですが、今作から「クイックランチャー」なるものが立ち上がるようになり、アプリ履歴のほかお気に入りアプリやミニアプリもここからアクセスすることができるようになりました。
ミニアプリというのはXperiaでいうスモールアプリのことで、表示中の画面の上に重なるようにして異なるアプリを表示します。ブラウザを開きながらメモをしたり、電卓を叩いたりといった並行作業ができます。
プリインストールアプリの一覧です。
システム情報。Androidバージョンは4.2.2。発売まで3か月程度ありますが、それまでにバージョンアップされるなどということはありません。
内蔵ストレージの状態。トータルで16GB。ユーザー領域は合計11.16GBです。microSDカードと併用すれば、ヘビーユーザーでない限り十分足りるはず。
ひと通り動作させた状態でのRAMの状態。
動作に関しては動画のとおり大変軽快で、上位機種である「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」と何ら変わらない快適さであると感じました。カメラの起動も早いし良い感じです。
総評としては、デザインは好みがわかれるところですが、コンパクト且つ軽量で持ちやすく、片手で快適に操作できるのは魅力的です。動作やその他パフォーマンスも申し分なく、特にスマートフォンに初めて乗り換える中高年の方が、ケータイライクにビシバシと使い倒すのには最適な1台と言えそうです。